高倉健さんがお亡くなりになりました。
テレビのバラエティや、トーク番組に出ている記憶があんまりない。
というより、テレビに出ている姿があまり記憶にありません。

そのせいでしょうね。
高倉健さんは、スターと言うだけではなくて、「映画スター」という呼び名がしっくりします。
映画スターが、いなくなったなあと思いました。

「幸福の黄色いハンカチ」などは、若い頃の東映ヤクザ映画の主人公が落ち着いたようでした。
実際、渋くなってきた年齢からは、そんな感じの役を演じたら、健さんは随一でしたね。
不器用ですから…というセリフがピッタリな、寡黙で世渡り下手な役。

でも高倉健さん自体は、非常に穏やかな気配りの方だったようです。
ファンだけではなく、映画を見てくれる、観客になってくれるかもしれない一般の人たちにまで気を配った人だと思います。
しかしそういうところまでが、昔は鬼のように強く怖かったヤクザが、年を経て落ち着いた人みたいに見えた俳優さんですね。
若い頃は戦国の世を暴れまわった武将が、晩年、僧侶になるような感じです。

つまり高倉さんは、映画の役柄そのものを生きた人だったんじゃないか。
私生活を売り物にするどころか、ほとんど明らかにしない。
それは映画で夢を見るファンに、その夢を見る妨げにならないようにする。
昔ながらの映画スターの姿に見えました。

「幸福の黄色いハンカチ」は、桃井かおりさんも、武田鉄也さんも良かった。
でも「昭和残侠伝」とかも見たい。
「動乱」も見たい。

高倉さんは、いくつもの意味で、日本映画界のスターだったなあ。
ご冥福をお祈りします。
長い間、ありがとうございました。


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2014.11.30 / Top↑
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