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出会いは罪なもの 鬼平犯科帳スペシャル「密告」

鬼平犯科帳スペシャル「密告」。
珊瑚玉のお百を、高島礼子さんが演じました。
さすがです。
今回の主演ですね。

そして息子の紋蔵役の、高橋光臣さんが良かった。
この俳優さんが活かせるような時代劇が、できると良いと思いました。
蟹江一平さんが出ていたのも、うれしい。
粂八がいなくて、寂しかったですから。

スタッフさん、素敵なキャスティング、ありがとう。
鬼平はいつも、丁寧に作られていますね。
セットも、音楽も良い。
こんな時代劇が毎週見られたんですよね。
幸せな時代だったんだと思いました。

いつもお百が身に付けている、紅い珊瑚玉のかんざし。
彼女の通り名にもなった、赤いかんざし。
それには、鬼平への思いが込められていた。

茶店のかわいい看板娘だったお百。
不良旗本のために父親のいない子を生み、鬼平が持たせた持参金だけ奪われ、子供と放り出された。
そんなお百の中で、平蔵だけが輝いていたのでしょう。

自分の父親が、くだらない旗本の男だと思っていたお百の息子・紋蔵。
母親を恨み、世間を恨む。
急ぎ働きをする盗賊となった紋蔵を、お百は鬼平に密告する。

捕らえられた紋蔵への、鬼平のお前の本当の父親は自分だと言う言葉。
嘘だとわかるからこそ、うれしい。
ありがたい。

情けが身にしみる。
鬼平の情けに触れて、紋蔵は嘘のようにきちんとした態度に変わる。
しかし、もう遅かった…。
彼を待っているのは、処刑のみ。

少し前、ペルーの日本大使館人質事件の詳細についてのドキュメントを見ました。
若いテロリストが、日本人の人質との交流を持つうち、夢を持ち、希望を語るようになる。
この青年たちは、「ちゃんとした」「本当の」大人に会ってなかったんだろう。
彼らが会った日本人が、「本当の」大人だったのも良かった。

そういう大人は未成年に対して、やはり影響力があると思う。
「ちゃんとした」「本当の」大人に初めて会って、彼らは変わった。
しかし、もう遅かった…。

紋蔵も、鬼平のような大人に会えば、急ぎ働きをする盗賊にはならなかった。
出会いは時に罪なものに思える。
そういえば、鬼平って「理想の上司ナンバーワン」でしたね。
やっぱり魅力的で、影響力大でしょう。

今回の「密告」は、哀しい話だった。
その哀しみが中和されるような、笑いで締めるラストまで、堪能できました。
確かにレギュラー出演者は、お年を召された。

今回のスペシャルではあんまり動きがない人物もいて、体調を心配してしまうこともありましたが、出演俳優さんたちはやっぱりすばらしい。
あの味わいはやはり、この俳優さんたちが出せる味かと思いながら、見てました。
蟹江さんの姿は、やっぱり、もっと見たかった。
息子さん、がんばってね!


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