こたつねこカフェ

癖のある俳優さん、悪役さんが大好きです。時代劇、ドラマ、映画、俳優さんのことを好きに書いています。
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神谷さん

訃報が続きます。

滝田裕介さんがお亡くなりになりました。
「必殺商売人」の「非行の黒い館は蟻地獄」の、神谷同心役は忘れられません。
この時は豪商のバカ息子のためにはめられ、冤罪で処刑される主水の同僚でした。

生真面目で凛とした様子が、悲劇を増幅させました。
それと同時に、あのできた父親の家庭を思わせました。
甘えられる母親のいなかった娘とあの父親との関係、生活が見えるようでした。
娘のぐれ方の理由も、何かわかる気がしたものです。

処刑直前、刃を前に目を閉じる神谷さん。
その気品。
プライド。
毅然とした佇まい。

何も言わないが、そこに感じられる娘への愛情の深さ。
神谷さんは自分のためにはしゃべらなかった。
娘の尊厳を守ってやりたかった。
一緒にしんでやりたかった。

りつが懐妊し、親になりかけている主水。
主水は仕置きの相手をひざまずかせ、神谷さんの処刑と同じ状況にする。
神谷さんの仇を、俺がとってやる。
その意味をこちらにわからせるためには、神谷さんへの共感が必要です。

滝田さんの熱演で、主水の怒りに素直に共感できました。
知能犯なんか演じても、それははまりました。
傷だらけの天使 第9話「ピエロに結婚行進曲を」なんて、ぴったり。

「影同心」では悪役。
ただ、この時の話はあまりに陰惨でして…嫌な気分になるんですよ。
大都会part2では、知的な管理職。

素敵な、ダンディーな方。
良い俳優さんです。
ご冥福をお祈りします。


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