訃報が続きます。

滝田裕介さんがお亡くなりになりました。
「必殺商売人」の「非行の黒い館は蟻地獄」の、神谷同心役は忘れられません。
この時は豪商のバカ息子のためにはめられ、冤罪で処刑される主水の同僚でした。

生真面目で凛とした様子が、悲劇を増幅させました。
それと同時に、あのできた父親の家庭を思わせました。
甘えられる母親のいなかった娘とあの父親との関係、生活が見えるようでした。
娘のぐれ方の理由も、何かわかる気がしたものです。

処刑直前、刃を前に目を閉じる神谷さん。
その気品。
プライド。
毅然とした佇まい。

何も言わないが、そこに感じられる娘への愛情の深さ。
神谷さんは自分のためにはしゃべらなかった。
娘の尊厳を守ってやりたかった。
一緒にしんでやりたかった。

りつが懐妊し、親になりかけている主水。
主水は仕置きの相手をひざまずかせ、神谷さんの処刑と同じ状況にする。
神谷さんの仇を、俺がとってやる。
その意味をこちらにわからせるためには、神谷さんへの共感が必要です。

滝田さんの熱演で、主水の怒りに素直に共感できました。
知能犯なんか演じても、それははまりました。
傷だらけの天使 第9話「ピエロに結婚行進曲を」なんて、ぴったり。

「影同心」では悪役。
ただ、この時の話はあまりに陰惨でして…嫌な気分になるんですよ。
大都会part2では、知的な管理職。

素敵な、ダンディーな方。
良い俳優さんです。
ご冥福をお祈りします。


スポンサーサイト
2015.05.17 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://kotatuneco.blog59.fc2.com/tb.php/3076-d5ea1e6e