大島渚監督だったかな。
主役をやる俳優と女優というのは、哺乳類に似ている人が多いと。
哺乳類に似ていると使いやすい、動かしやすいというようなことをおっしゃってました。

例えば、若い頃の仲代達矢はシェパードだ。
太地喜和子は、ペルシャ猫だ。
なるほど、と思いました。
確かに物語を作りやすい、観客が感情移入しやすいだろうと、学生の頃の自分は妙に納得したものです。

黒澤映画を見て、三船敏郎と言う人の魅力を改めて感じました。
自分が映画やドラマを見始めた頃、三船さんはもう大御所も大御所。
大物代議士役で、特別出演するような俳優さんでした。

最近、黒澤明監督の作品で、若い三船さんを見る機会が多くなりました。
若い頃の三船さんって、すっごいイイ男なんですね。
俳優じゃなくて、スタッフに応募しに行ったら間違えられて俳優になったって聞いたことがありますが、そりゃそうだ。

現役でバリバリ、この方が出ている頃をリアルタイムで見た人がうらやましい。
ただ、三船さんは「男のくせにツラで食うなんて嫌だ!」って考えの人だったようです。
しかしあの才能、映画界はほっとかなかった…って具合でしょうか。
中村敦夫さんは、「俳優はなりたくてなりたくてしかたがない人がなるものだが、三船さんはなるつもりがなくても才能でなってしまった人」と言いますが、そうなんだと思います。

家の父なんか、三船は衣装代がかからないとか悪いこと言ってましたが、ボロボロの着物がお似合い。
すごくワイルドなんです。
70年代に緒形拳さんとか、山崎努さんとか、肉食だと思いましたが、この方は絶対植物系じゃない。

肉食で、貫禄がある。
あんまり動かないけど、最後に出て来る人。
ボスのライオンって雰囲気です。
それで今、三船さんの伝記を読んでいるのでした。


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2015.06.22 / Top↑
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