こたつねこカフェ

癖のある俳優さん、悪役さんが大好きです。時代劇、ドラマ、映画、俳優さんのことを好きに書いています。
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漢!

仲代さんは、三船さんの殺陣はすごかったと言います。
三船さんと言う方は、とにかく身体能力が優れていたそうです。
はい、最近「隠し砦の三悪人」を見直したんですが、ビックリですよ。

三船さんの六郎太が、敵方の侍を馬で追いかけて斬るシーンがあったんです。
こいつが帰ってしまうと、姫が生きていること、自分たちがここにいて敵陣を突破しようとしていることがわかってしまう。
何としても、帰してはならない。
だから三船さんの六郎太が追いかけて、斬る。

その時、三船さんが馬上で刀を構えるんです。
馬が疾走しているんですよ。
猛スピードで。
それなのに三船さん、手を離してるんです。

手を離して、刀を構える。
いやもう、スタントなし。
すごい。
もう、息を呑んでしまった。

他にも最後に敵陣を突破する時、捕らえられている女性を敵の手からさらって馬に乗せて逃げるシーンがあるんです。
この時の、女性の手をひょいっとつかんで、ひらっと乗せるのがすごい。
人形かなんか乗せるみたいに、軽く、ひょいっと乗せて逃げる。

もしかして、人形なのか?って思うぐらい、軽く。
すごいんですよ。
ものすごい男っぽい。
男にしかできない!と思わせるんです。

こういう男が出て来ると、くやしいけど女の出る幕じゃないなって思ってしまう。
でもこの六郎太は、将に将たる資質の姫を守って敵陣突破するんです。
その対比がまた、良いんですね。
漢が出て来る時代劇は、おもしろい。

萬屋錦之介さんの殺陣は、まるで舞うようだったと仲代さんは言います。
勝新太郎さんは、刀を収める時の余韻もすごかった。
「座頭市」は本当に、この勝さんの技が炸裂している。
殺陣っていうのは斬って、刀を収めるまでが殺陣だから、と。

仲代さんは殺陣を錦之介さんに、教えてもらったことがある。
でもやっぱり、自分はこの人たちのような殺陣はできないと思った。
だから自分は芝居の「間」が、できるようにしたそうなんですね。
いや、みんな漢だ。

錦之介さんは初心者の仲代さんに、京都にはうまい斬られ役がいるから、初心者は彼らに任せれば大丈夫と言った。
実際、本当にうまい斬られ役がいて、その人たちが倒れてくれると何とかなる。
綺麗に死んでくれる。
すると、シーンが引き立つ。

今でも下手な俳優が殺陣をやっても何とか見られるのは、この人たちのおかげだと仲代さんは言います。
彼らが日本の時代劇を支えている、支えてきた。
そうだと思います。
斬る方も、斬られる方も、漢!

時代劇、この人たちが斬られる見せ場のある時代劇。
すごい殺陣のある時代劇。
惚れ惚れするような漢が出て来る時代劇が、見たいよー!


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