こたつねこカフェ

癖のある俳優さん、悪役さんが大好きです。時代劇、ドラマ、映画、俳優さんのことを好きに書いています。
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魅せられて

たまたま見た、1時間のサスペンスドラマ。
おそらく80年代に作られたドラマでしょう。
主演は、萬田久子さん。

夫は学者だが、萬田さんは普通の主婦。
しかし夫は自分のことしか考えず、萬田さんの誕生日も忘れている。
近頃の夫が萬田さんに言うことは、自分の出世のために教授夫人を接待しろということ。
教授夫人は自分のことを何か言っていたか?と聞くだけ。

萬田さんは教授夫人の紹介で、絵のモデルをした。
その家の近くには、ヤクザの組長の家があり、いつも警官やら用心棒やらで物々しい。
ある日、萬田さんは帰り道、顎に傷のある男に話しかけられる。
その男こそ、あの組長だった。

返事もそこそこに去った萬田さんだったが、その次の日、萬田さんが勤める画廊に組長が現れた。
店員として接する萬田さんに組長は、萬田さんならどの絵が好きか聞く。
萬田さんが答えた絵を、組長は買った。

独りぼっちの誕生日、突然、両手に抱えきれないほどのバラが届く。
カードには、誕生日おめでとうと組長からの言葉が書かれていた。
そして萬田さんは、画廊に毎日来ていた組長が、現れないと気になってしまう。

組長が、絵を引き取りに来た。
絵を引き取れば、付き合いはこれで終わる。
ホッとすると言っていた萬田さんだが、その時、組長と対立する組が組長を襲う。
組長はとっさに萬田さんを庇い、撃たれてしまった。

その夜は、相変わらず、萬田さんの話を聞かない夫との食卓だった。
電話が鳴る。
組長の用心棒からだった。
撃たれた組長が、萬田さんの名前を言っている。

電話を切った後、萬田さんは立ち上がる。
驚いた夫が、どこに行くのか聞いた。
毅然と萬田さんは、出ていく。
そう、私は実はもう、あの人に魅せられていたのだろう…。


組長が、蟹江敬三さんなんです。
ねっとりした視線。
相手を安心させる軽い口調。

果たして萬田さんが好きなのか。
悪党なのか。
わからない。
何か企んでいるような様子は、絶品。

萬田さんは、これからどうなるのか。
蟹江さんの意図は、わからないまま終わったけど、萬田さんが惹き付けられて行くのは、おもしろかった。
あらためて、蟹江さんは良い演技するなあと思いました。
顔に傷はあるけど、花束やらあんな風にされると気になってしまうだろうな。

子供っぽい、自分勝手な夫は、斎藤洋介さん。
こちらもうまい。
若さ特有の、ちょっとぷっくりした頬もかわいい萬田さんも良かったです。


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