猫とコワモテ

BSジャパンが1月2日、23時から放送した「猫とコワモテ」。
田中要次さん主演。
「おっさんがひたすら、猫を愛でる番組」とか。

電車の中で、「アメショーがかわいい」と話していた女子高生。
すると一人が「ヤバくない?」と言い出す。
怖い顔した男が、顔をこっちに向けている。
「声、おっきかったかな」。

2人は顔を見合わせ「ごめんなさい!」と言う。
男『私も…、好きなんです、アメショー』。
怯えた女子高校生は電車を降りてしまった。

隣の女性も、男と距離を取って座る。
男の名は、犬飼健三。
誰もが一瞬、ギョッとするような怖い顔だが、中身はただの猫大好きな男性である。


Cat1、谷中。
犬飼は猫を求めて、谷中へ行く。
野良猫がいそうな路地をさまよい、猫を見かけるとその姿を求めて這いつくばる。

「おまわりさん、不審者がいるんです」。
不審者と思った住民が、通報。
犬飼は、職務質問をされてしまった。

「猫を探しているんです」。
「あなたの猫?」
「野良猫です」。
「猫に何をしようと言うの?猫にいたずらしようとしているんじゃないだろうね?」

『また、職務質問されてしまった…』。
どうやら、警察に不審者扱いされたのは今度が初めてではないらしい。
それでも犬飼は、猫を求めて谷中をさまよう。

ついに猫をひざに乗せて谷中を回ってくれる人力車に遭遇。
猫のミーちゃんをひざに乗せ、谷中を回る犬飼はうっとりしている。
至福の感触。
ああ、猫を飼いたい。


Cat2、新宿の看板猫のいるカフェ。
水出しコーヒーを淹れるカフェ。
看板猫がいるとガイドブックに書かれているカフェに、犬飼は向かう。

これからの猫との接触を思い、タクシーの中で思わず笑いが漏れる。
その様子を、運転手は怯えながら見ている…。
カフェにつくと、看板猫がお迎え。
席に案内してくれるニャン(はあと)。

ここの看板猫は、五右衛門。
しかし店主さんが言うには、五右衛門は20歳を目前にした19歳で亡くなった。
ショックを受ける犬飼。
今いるのは、次郎長とその子分の石松だった。

店主さんがお客さんに、五右衛門の最期を語る。
いつも一番最後に店を掃除していて、五右衛門に話しかけていたこと。
五右衛門がいなくなって、独り言になった時、心底寂しく、喪失感があったこと。

なくなる前の五右衛門は、何も言わず、店主さんをじっと見詰めるばかりだったこと。
「死んじゃったのかな…」と思って話しかけると、「まだ生きてる」と言うように尻尾が上がった。
その高さがだんだん低くなって、そして…。

しんみり話を聞いていたお客さんの耳に、大きな嗚咽が聞こえてきた。
少し離れた席の犬飼が、たまらずに泣き出した。
ぽかんとした店主さんだったが、猫に接する犬飼の様子を見て猫好きであることがすぐにわかった。

店主さんは、次郎長と石松と犬飼の写真を撮ってくれた。
犬飼は思う。
『次郎長、石松が、五右衛門の後を継いでくれてよかった!』
「また来てくださいね!」と店主さんに見送られ、犬飼は店を後にする。


Cat3、池袋のペットショップ。
仕事に向かう犬飼の目に、ペットショップが入ってきた。
そのガラスの中には、子猫が…。

何と言う、何と言うかわいさ。
今の自分が一番遭遇してはいけないもの。
最強の破壊力を持つ怪物。
こんなかわいいものが、この世にいるものか。

仕事に行かねば。
しかし、足は動かない。
ペットショップの店員さんが、声をかけてきた。
抱っこしてみます?と言われ、「ええっ!」と声を上げてしまう。

消毒して、マンチカンの子猫を胸に抱く犬飼。
かわいい。
ああ、どうしよう…。
犬飼がうっとりしていると、別の男性が「抱かせてください!」と言って来る。

そして、「うわあ、かわいい!この子にします!」
「ありがとうございます!」
犬飼が両思いと思った子猫は、奪われてしまった…。
傷心の犬飼であった。


Cat4、「猫教室」。
しかし犬飼は、ペットショップで猫のトリミング教室の張り紙を見た。
千葉まで行ってしまう。

かわいらしい女性ばかりの中、犬飼の姿は異様だった。
周りの女性も引く。
1人の女性は隣の女性に「いるんだよね…、女子目当てのおっさんが」とまで言う。

百匹いる猫の中から、相性の良い猫を選び、爪の手入れ、カットを習う。
つい、猫じゃらしを持ってしまった犬飼は、私物はご遠慮くださいと注意されてしまう。
先ほどの女性が、犬飼をにらんでいる。

だが犬飼は、猫の手入れを一生懸命にやる。
その様子に講師も、「本当に猫が好きなんですね」と言って、仕事後でも受講できるコースを勧める。
先ほどの女性も帰り際、犬飼に「ごめんなさい。本当に猫が好きなんですね」と謝ってきた。
一緒に受講するのを楽しみにしていますと言われ、戸惑う犬飼。

犬飼は家に帰る。
すると、大きな犬が出迎える。
「綱吉は本当にパパが好きね」。

妻も娘も、犬の柄の服を着ている。
インテリアには、犬がいっぱいだった。
自分は犬だって好きだ。

妻も娘も好きな犬は、自分もかわいいと思う。
でも、でも…。
俺は猫が好きだ。
猫と暮らしたいなあ…と、犬飼は誰にも言えない心の中でつぶやく。


田中さんが猫好きなのは知っていましたが、思わずほのぼの。
ドラマでは田中さんに起こる受難に思わず、吹き出して見ていました。
子供には泣かれる、女子高生には逃げられる、職務質問はされる。
ここまで疑われるか、ここまで怖がられるか、と。

しかし田中さんが猫と接する姿を見た人は、みんな考えを変える。
自分を反省する。
これは人付き合いが下手な田中さんが、猫を通して人と触れ合える話でもある。

エンディングテーマ曲は、「キャッツアイ」!
キャッツアイに乗って、その日の撮影風景が流れる。
田中さんが本当に楽しそう。
その田中さんを見ているのも、本当に楽しい。

猫と戯れ、かばんから猫じゃらしを出して、遊ぶ。
もう、猫も本気!
綱吉くんと戯れる田中さんも、楽しそう。
これは実際のお店や人物、動物に協力してもらったフィクションと書かれていました。

田中さんのギャップを楽しみ、猫を愛でる。
いろんな猫を見て、名物猫、看板猫を見て、猫の名所めぐりができる。
もちろん、田中さんのモノローグもすごく良い。
松重さんもですが、こういうモノローグが上手な俳優さんは本当にうまい俳優さんだなと思います。

田中さんとか松重さんが、活躍してきてうれしいなあ。
来週も楽しみ!
BSジャパンさん、良い企画と良いキャスティング、ありがとう!



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Author:ちゃーすけ
癖の強い俳優さんや悪役さん大好き。
俳優さん、ドラマ、映画、CMその他、懐かしいもの、気になるものについて、長々と語っております。

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