中村梅之助さんの「遠山の金さん」を見ていますが、長谷川明男さんを2回見ました。
1回目は義賊役でした。
江戸中が彼を英雄扱いする中、彼をひどく恨む家族がいた。

それは盗みを働いた屋敷で、責任を取って死んだ男の家族だった。
正しいと思ってやっていたことが、人を不幸にしていたことに衝撃を受けた義賊は家族の支えになる。
だが悪党は足を洗った義賊に、再び盗みを働かせようとする。
断る彼に、あの家族に義賊の正体をばらすと脅した。

義賊に人殺しの罪をかぶせ、始末しようとしたところに金さん登場。
悪党から家族の母親をかばった義賊は、傷を負う。
夫の仇である義賊だが、母親は彼の傷の手当てをする。
深く悔いた義賊は、お白州で何もかも白状。

それでも白を切る悪党に金さん、桜吹雪が見ていると、もろ肌脱いで啖呵。
義賊は島送りになるが、その日に遠山奉行の温情で義賊はそっと、長屋の家族を見ることができた。
すべてを越えて、この家族は義賊の帰ってくる日を待っているだろう。
頭を下げ、義賊は島送りの船へと向かう。


2回目は、けちな三下ヤクザ役。
かつて悪事を働いたという商人が、まだ取り返しがつくうちにまじめになれと諭す。
しかし彼は男らしく、悪事を働いても儲けて、太く短く名を上げて生きたいと言って聞かない。

この商人、煙草を巡っての悪事の末、1人息子を連れ去られていた。
実はその息子こそが、この三下だった。
名を上げたい彼を使って、昔の悪事の仲間が商人を殺そうとする。
ついにこの三下も、好きな娘を人質に取られ、本当の悪の怖さ、卑怯さを知った。

絶体絶命の時に、金さん登場。
三下の育ての親が無実で打ち首になるところ、疑いを晴らして救出。
お白州で悪党を葬ったが、三下は自分の本当の父親はやはり、育ての親だと言う。
息子を失うのも、悪事の報いと言って、商人は受け入れる。

遠山奉行の計らいで、三下も育ての父親も江戸ところ払いとなった。
三下は娘と父親と共に、江戸を離れていく。
育ての父親を背負って去っていく姿を、釣りをしていた金さんは微笑んで見送る。


ふてぶてしい悪役もうまいですが、善悪の狭間で揺れる役も良かった~。
義賊役では、傷の手当てを受けた時の申し訳ないという顔。
ありがたさに、涙が出そうになる表情。
家族の姿を見て、頭を下げる様子から、この男のつらさが伝わってきました。

三下役では、自分の現在の度量以上のものを見せようと強がる姿。
内心の怖れ。
最後にやはり父親は育ての親と言う、一回りも二周りも成長した様子。
とても良かったです。

今、どうされているのかな。
お元気でいてくださると、うれしいんですが。
長谷川さん、良い俳優さんです。
時代劇がおもしろくなります。

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2016.02.01 / Top↑
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