「スペシャリスト」、SPから楽しみにしてきましたが、ついに連続ドラマ。
そしてクライマックス。
事態は怖れていた方向へ…。

使い方によって、神にも悪魔にもなる宅間の特殊能力。
それは犯罪者にとって脅威だが、同時に犯罪者を呼び寄せてしまう。
知能的で、犯罪を犯し、逃げ切ることに喜びを感じるような犯罪者だ。

佐神が登場。
今回の殺人トーナメント、そして「我々」の存在。
果たして、黒幕は佐神なのだろうか。

SPでは宅間が佐神に会いに刑務所に行き、ヒントを得ることもあった。
佐神は宅間に対しての個人的な敵意や、憎悪はないと思う。
彼はただ、犯罪のシナリオを書いて実現して喜びを感じているだけ。

姉小路は怖れている。
宅間が、犯罪者の側に行ってしまうことを。
それをギリギリの線であろうと、自分は引き止める決意を固めている。
だが、「闇」は宅間の元・妻に手を伸ばしてきた。

宅間がこれまでの事件の関係者、すべての資料を張り出している。
この中に、彼を裏切っている者がいるのだろうか。
仲間が?
つらい事実が待っているかもしれない。

そこに止めを刺すような、元・妻への襲撃。
宅間が帰るべき場所をなくしてしまえば、もう彼は平穏な日々に戻れない…。
彼を闇に突き落とす下地は、着々とできている。

一体誰が?
何のために?
なぜ、そこまでして宅間を潰しておかなければならないのか。
宅間の何を、誰が、怖れているのか。


謎だらけで、とてもあと2話で「我々」に近づき、解決するとは思えないんですが。
それはそれで次があると思って楽しみではあります。
しかし宅間には苛烈な運命が次々と降りかかる。

以前にも見た光景だけど、そこには、京都から一緒にやってきたメンバーの資料まであった。
姉小路の資料まで、あった。
軽いショック。

宅間は、誰も信じていないのか。
信じられなくなっているのか。
いや、裏切られる覚悟をしているのだ。
彼が経験してきたことは、それだけの覚悟をさせることだった。

でもこの中に裏切り者がいるとは、考えたくない。
「誰か」は、追い詰めていけば嫌でも宅間は自分たちの側に来ると思っているのか。
それとも、そうまでしても宅間は潰しておかなければいけないと思っているのか。

「任侠ヘルパー」の彦一は、もともと、人間らしい男だった。
それがどうしようもない父親、逃げていった(と思っていた)母親。
人間らしい真っ当な道から外れなければ彦一は自分を、自分の心を守れなかった。
しかし元は人一倍優しい男だったため、困っている人間を放置できずに「道を戻っていった」男だった。

今度の宅間は、どうなんだろう。
元々は普通の生活をしている男だった。
それがいわれもない冤罪で服役させられ、何もかも失った。

しかしそれと引き換えに、特殊能力に目覚めた。
神と悪魔、背中合わせの危険な特殊能力。
本来、彼は光の側にいる男だったのか。
もしかしたら、闇の側に行くべき男だったのか。

草なぎさんの演技はまだ、どちらとも答えを出していない。
ちらり、ちらりと見せる宅間の怖さ。
人間らしさ。
演技的にもおもしろく、見ています。

製作には、力が入っていますね~。
この局の刑事ドラマは見応えあるものが多いんですが、これも間違いなくその一つ。
謎解きといい、最後に来るカタルシスといい、ちょっともやっとするところも含めて、続いていってほしい作品です。
宅間は、どっちへ行く?


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2016.03.06 / Top↑
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