こたつねこカフェ

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NHKスペシャル 未解決事件ファイル5

NHKスペシャル「未解決事件」ファイル5「ロッキード事件」。
ロッキード事件は、前総理が逮捕されるというものすごいことになった事件。
戦後最大の疑獄事件と呼ばれている。


松重さん演じる吉永検事が中心に、ドラマは展開します。
自分も子供の頃、流行語になりましたからこの事件を知ってはいました。
「記憶にございません」とかね。

でも当たり前ですが、理解はしていなかった。
くだらない話で申し訳ありませんが、クラスメートに「こうちゃん」と呼ばれている子がいました。
それで「コーチャンってのは悪い奴なんだよな!」なんて、とばっちりくらってました。

再現ドラマはロッキード事件を、わかりやすく説明していたと思います。
職場の机やイス、家のちゃぶ台、タンス、かけているメガネ。
小道具に至るまで、昭和の時代が再現されている。
この点もすばらしかった。

そして実に骨太の、すばらしいドラマになっていました。
小道具、演出、俳優さん、ドキュメンタリーとしての構成。
とても丁寧に作っている。

こういうの見ると、NHKじゃないとできないなあと思ってしまうんですよね。
本当に良くできている。
受信料払う価値あると思うのは、こういうドラマを見た時。

しかし、闇が深い。
事件についてはわかったこともあるけど、わからないことはそのまま。
だから「未解決事件ファイル」なんでしょうが。

ロッキード事件と言うと、トライスターだと思っていたんですが、そうではないらしい。
本当の目的は軍用機であり、そちらの方は誰が、誰に渡し、どう使われたかは不明のまま。
見ていて、おそらくこれ以上の解明は危険で無理だと感じました。
怖いよ。

昨日のドラマは、エネルギッシュなおじさんたちが中心。
女性の出る幕がなかったけど、おもしろかった。
イケメンじゃないおじさんたちばかりで、それがすごくカッコよく見えました。
そんなドラマ、久々。

みんな、自分の立場で、自分の信念で、自分の正義で戦っている姿が良かったんでしょうね。
警察、ジャーナリスト、そして検察。
政治家は政治家で、国家も。
みんな、戦っていたんじゃないかと思います。

良かれ、と思って戦っていた。
誰もがそうだった。
そう思いたい。
だとしても、闇が深いですけどね…。


田中角栄氏を演じたのは、石橋凌さん。
この方、ロックバンドARBでこの事件について歌っていたような気がします。
おもしろい縁ですねえ。

松重さんは、自分を主張しない演技もできるところが良いです。
進行の邪魔にならない演技ができる。
ナレーションしていてもそう。

最後のシーン。
松重さん演じる吉永検事が、初めて、病床の児玉氏を訪問する。
訪問は、これ一度きりだったようです。

応接間に通され、待っている時、P3Cの模型が吉永検事の目に入る。
小さな模型の台の裏には英語で、「日本の防衛のために」と書かれていた。
P3Cは現在、海上自衛隊が使っているそうです。
奥さんが応接間に来た時、吉永検事の姿はなかった。

吉永検事は、帰ってしまっていた。
去っていく背中に、いろんな思いが溢れている。
実に味わい深い後姿でした。

良いドラマ、見ました。
翌日のドキュメンタリーも楽しみ。
このドラマは録画していて、本当に良かった。
じっくりまた、見直したいと思います。


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