人形というと、それだけでホラーの話ができます。
好きな人には申し訳ないんですが、人の形をしているのに人ではないというところが怖いんです。
学生時代にバイトしていたお店に、精巧な人形がありましたが、反応は二通り。
「綺麗!」という人と、「ぎゃー、怖い」という人。

その人形を題材に「デビルマン」を作るんですから、怖くないはずがない。
「デビルマン」でまず、人形の話と言うと、人形使いズールがあります。
そして同じ、人形を操る妖獣の話で「妖獣アダル」があります。
ゴミ捨て場に片手をつられてブラブラしている人形が映り、不気味な感じがして始まります。

タレちゃんが、今日はついていなかったと言う。
ミヨちゃんは風邪ひいて休むし、先生には怒られるし、テストの点は悪かった。
夕焼けの中、タレちゃんは1人でこの廃棄物置き場にいる。

突然、タレちゃんが「裸の女の人が」と驚く。
トラックに裸の女性がたくさん、乗っている。
でもそれは人間ではなくて、マネキンを捨てに来ていたのだった。

「かわいそうだなあ」と言うタレちゃんが人形に近づくと、人形の目が光り、腕が動く。
人形に腕を取られたタレちゃんは、気絶。
明と美樹が探しに来る。
タレちゃんはマネキンが動いたと悲鳴を上げるが、明が触ったところ、普通のマネキンだ。

しかしその夜、タレちゃんは目を覚ます。
「やだなあ、目がさえちゃった」。
この感じ、わかります。
子供の頃、大人も起きていない夜中にふと目がさえて眠れなくなるということが、とても怖かった。

そう言ったタレちゃんの目に、壊れたマネキンたちが歩いている映像が映る。
マネキンが歩いている。
生きているんだ。
うちを探しているんだ。

廊下を、誰かが歩く音がする。
ドアの前で止まる。
ノブが動く。

テレちゃんは恐怖のあまり、近くにあったものを投げてしまう。
投げたのは、金づちだった。
悲鳴が上がる。
だが倒れたのは、マネキンではなかった。

頭から血を流して倒れたのは、美樹だった。
ドアを開けたのはマネキンではなく、美樹お姉ちゃんだったのだ。
タレちゃんが投げた金づちは、美樹に当たったのだ。
「お姉ちゃん、死んじゃった…」。

トイレに起きた明は、タレちゃんの部屋の様子がおかしいことに気付く。
ドアを開けると、タレちゃんはいなかった。
代わりに、頭部が壊れたマネキンが転がっている。
部屋には置手紙があった。

美樹お姉ちゃんを殺してしまったので、もう二度と戻らない。
そう、手紙には書いてあった。
手紙を読んだ明は、タレちゃんを探して夜の街を走る。
あちこちからマネキンがやってきて、明の邪魔をする。

明はマネキンを壊していくが、次々と街角からマネキンが集まって来る。
壊したはずの人形は直っている。
空を見上げると、雲の上が光っている。

蜘蛛の糸のようなものが、見える。
明はデビルマンに変身し、雲の上に急ぐ。
そこには妖獣アダルがいたが、逃げられてしまう。

風邪で休んでいたミヨちゃんが夜中、トイレに起きる。
するとドアが開く音がする。
カギかけてないのでしょうか。
不用心ですね…、ってもしかしたらデーモンが開けたのかな?

ミヨちゃんが誰?!と驚くと、タレちゃんがいる。
タレちゃんだった。
ミヨちゃんにお別れを言いに来たのだ。

夜が明けてきた。
美樹の父親も母親も、美樹もタレちゃんを探して、憔悴していた。
だが警察からの電話を取った母親の顔は、明るくなる。

少なくとも、子供の事故の知らせは入っていない。
ではタレちゃんは生きているんだと、父親も母親もホッとした。
その頃、ミヨちゃんはタレちゃんを匿っていた。

美樹お姉ちゃんがなくなったというニュースは、どこもやっていない。
ミヨちゃんはそう言って、牧村家に電話をしてきた。
電話に美樹が出るのを確認したミヨちゃんは、美樹が生きているのがわかって喜んだ。

そして美樹に、タレちゃんを迎えに来てくれるように言った。
だがタレちゃんが待つ部屋に入ってきたミヨちゃんは、暗い顔をしている。
ミヨちゃんはタレちゃんに、「美樹お姉ちゃんは死んでたわ」と言う。

やっぱり、そうだった。
お姉ちゃんを殺してしまった僕は、死ぬほかない。
タレちゃん1人を死なせないと、ミヨちゃんは言う。

ミヨちゃんの家に、牧村家の人がやってくる。
だがミヨちゃんが祖母に泣きついているだけで、タレちゃんはいなかった。
遅かったか。

明は走り出す。
踏切を列車が通過していく。
明がふと向かいを見ると、ホームの屋根の上にタレちゃんとミヨちゃんがいる。
たった今、家にいたミヨちゃんがいるなんて。

タレちゃんもは風邪で休んでいて、今も咳込んでいたミヨちゃんの咳がいつのまにか止まっていることを不思議に思った。
「さあ、一番楽に死ねるのよ」と、ミヨちゃんが電車に飛び込むことを促す。
映っている影を見たタレちゃんが叫ぶ。

「ち、違う」。
「ミヨちゃんじゃない!」
「だから私は太陽が嫌いなんだ」。

そう言うと、ミヨちゃん、マネキンに変わった。
電車が来る。
もみ合う2人。

間一髪、線路に落ちてバラバラになるマネキン。
この辺り、悪夢のようです。
実写だったら、子供泣きますね。
「悪魔くん」とか「怪奇大作戦」の人形の回も怖いですが、これもかなり怖い。

デビルマンは雲の上から人形を操る、クモのような妖獣アダルに気が付く。
アダルを退治すると、タレちゃんは迎えに来た牧村家の人とミヨちゃんと再会できた。
ここでミヨちゃんを最優先する、ちゃっかりしたタレちゃん。
でもみんな、一安心。

アダルが退治されたために、そこらじゅうで、人間に成りすましていたマネキンが火を噴いて消えていく。
lこの人たちが実在した人間なら、マネキンに取って代わられていた本体は無事なんでしょうか…。
最期まで怖いエピソードで、アダルの回は終わります。


スポンサーサイト
2017.02.20 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://kotatuneco.blog59.fc2.com/tb.php/3403-0a795074