こたつねこカフェ

癖のある俳優さん、悪役さんが大好きです。時代劇、ドラマ、映画、俳優さんのことを好きに書いています。
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圧巻の対決 「嘘の戦争」第6話

第6回。

浩一はついに楓との交際するため、二科家に行く。
興三は表面的には穏やかに話すが、浩一の狙いを探ろうとする。
そのために浩一に楓との結婚を約束させた。

これにはさすがに晃も驚くが、帰り際、隆の子がやってきた。
隆の子にコアラの伝説の話をした時だった。
ニヤリと隆が笑った。
その笑みに不穏なものを感じた浩一は、コアラの伝説に出て来る妖精の名を間違えていたことに気付く。

間違えは、千葉陽一のブログにあった間違いと同じだった。
同じ間違えをしているということは、浩一と千葉陽一が同日人物であることの証明だ。
浩一はこの間違いに気づき、大失態だったと言う。
この間違いを挽回しなくてはならない。

浩一が三瓶の施設を訪ねた時、隆もまた、三瓶を訪ねて来る。
千葉陽一の話が聞きたい。
そう言われた三瓶は、本人が帰国していると言って隆に会わせる。

千葉陽一の後姿を見て、隆はひそかに勝利を確信した。
しかし…、振り向いた男は浩一ではなかった。
それはブログで見た千葉陽一、その人だった。

愕然とする隆は、それでも問いかける。
「30年前の事件」と言いかけた隆に陽一は「忘れたいんです」と話を遮った。
「だから僕は日本を捨てたんです」。
隆は帰っていった。

千葉陽一は昔、詐欺師だった男で浩一の知り合いだったのだ。
「ご苦労さん、もう帰っていいよ」と浩一は笑う。
浩一に協力した三瓶だが、こういうことはこれ1度きりだと言う。
その口調と表情が、何かを感じさせる…。


このドラマ、草なぎさんの演技の迫力にうならされますが、今回はさらもすごかったです。
ストーリーもですが、今回はとにかく草なぎさんの演技に圧倒されました。
草なぎさんの進路は、彼の演技にとって完全に良い方向に進んでいると思います。
制約が外れたかのように、いろんな顔を見せています。


冒頭の食事会から、名優・市村正親さんとの演技対決でした。
浩一と興三の対決はそのまま、俳優同士の火花散る対決。
どちらも一歩も引かぬ。

今回は楓を完全にはまるために、浩一の元カノとして楓と話をつけるハルカの複雑な心境も見ることができました。
浩一を信じていると言う楓のまっすぐさに、元カノが浩一をあきらめるというシナリオだった。
それは見事に演じたハルカだが、心は晴れるどころか暗くなる一方。
女優さんたちも草なぎさんとともに、光っている。

今回は千葉陽一の登場といい、晃に追い詰められるかと思ったら、逆転勝ちのストーリー。
そしてラスト。
自分の貧しい故郷と、貧しかった頃を語る二科興三。
何としても成功するしかなかった彼の生涯。

手に入れた成功と、愛する愛娘。
それを奪う者は排除する。
浩一へ心情を吐露する興三。
市村さんの迫力の演技。

それにガッツリ、応える草なぎさん。
またしても、一歩も引かぬ。
だが気持ちを高ぶらせた興三は、心臓の発作を起こす。

救急車…。
悶絶し、倒れ、意識を失う興三。
それを浩一は、冷徹に見下ろす。

浩一は千葉陽一に戻り、興三に自分の思いをぶつける。
抑えきれない憎悪。
燃え上がる怒り。
阿修羅の微笑み。

こんな奴、ここで死ねばいい。
誰も来ないところで、誰も知らないところで。
蔑んだ目で興三を見下ろして、去っていく浩一。

助けを呼ぶ気など、微塵もない。
晴れ晴れと、せいせいしたと、ざまあみろと言っている顔。
だが…。

浩一は立ち止まる。
振り向く。
悪魔のような微笑みが消える。

もう、興三は動かない。
突然、何かがはじけたように浩一は走る。
こんな、死に方させてたまるか。

お前は俺の罠にはまり、苦しんで、後悔して、地獄を味わって死ななければならない。
病気でなんか、死なせてたまるものか。
骨も折れんばかりの心臓マッサージを施しながら、浩一は叫ぶ。

その表情にはもう、先ほどの残忍な笑みはない。
あるのは、ただ、1人の瀕死の人間を生かそうと必死な、真摯な男の表情。
いつのまにか、浩一の目からは涙が流れている。

怒りなのか悲しみなのか、わからない。
この時、誰かの顔が浩一の脳裏にあったのか、なかったのか。
生きろ、生きろ、生き返れ!

圧巻の演技。
対決。
市村さん、興三、ともに本気。
本気にさせ、食らいつく浩一、草なぎさん。

復讐に生きる浩一、いや、陽一の人生を生きている。
その復讐に影を落とすのは誰か。
動き出した六車なのか。

裏切りをにおわせ始めた、百田なのか。
浩一への揺らがない愛を感じさせる楓なのか。
浩一の闇は、晴れる時が来るのだろうか。
彼の心は、どうやったら救われるのか。



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Comment

真剣格闘技
編集
緊張感のある演技のぶつかり合いは見ている人の心拍数も上げますね。
最後の心臓マッサージの場面は、浩一の熱が画面からも伝わってくるようでした。
このドラマは、どの回ももれなく最後にとんでもない熱演を見せてくれます。
配役も素晴らしい。
ひとりでも違和感のある役者がいると、画面の色がぼやけるのですが、
このドラマではがっかりする役者がいない点も気に入っています。
偽千葉陽一も印象的で、良かった。
小さな役もとても大切です。
今回は機会がなさそうですが、クサナギツヨシが火野正平さんやでんでんさんと共演するような作品が待っていると信じたいです。
ひとりでも多くの素晴らしい役者さんとお芝居の真剣勝負をしてほしい。
最終回なんて来なくていい、そんな事も考えています。
大きなスクリーンで見てみたい作品です。
決着は、映画館で!
期待したいと思います。
2017年02月23日(Thu) 22:27
パイナップルさん
編集
>パイナップルさん

こんばんは。
コメントありがとうございます。

「嘘の戦争」、盛り上がりますねー!
いつも「次が最終回なの?」という盛り上がり方。
惜しげもないというか、もったいぶらなくても山場ができる!

>緊張感のある演技のぶつかり合いは見ている人の心拍数も上げますね。

六平さんもそうでしたが、容赦のない演技の対決は見ていて本当に引き込まれます。
力のある俳優さんが力を存分に発揮できるって、良いですね。
まるで解き放たれたかのような草なぎさんの演技です。

>最後の心臓マッサージの場面は、浩一の熱が画面からも伝わってくるようでした。

あの、表情変化が素晴らしい。
何も言っていなくても、浩一の心のうちが伝わって来る。
ゾッとするような冷たさから、熱い思いがあふれる最後の心臓マッサージまで。

>このドラマは、どの回ももれなく最後にとんでもない熱演を見せてくれます。

いつも「えっ、もう1時間なの?」と思いますよ。
また来週なんだ、って。

>配役も素晴らしい。
>ひとりでも違和感のある役者がいると、画面の色がぼやけるのですが、
>このドラマではがっかりする役者がいない点も気に入っています。

スタッフのキャスティングのセンス、良いですねえ~。
藤木さんも、安田さんも本当に良い。

>偽千葉陽一も印象的で、良かった。
>小さな役もとても大切です。

こんなところまで、ぴったりでしたよね!

>今回は機会がなさそうですが、クサナギツヨシが火野正平さんやでんでんさんと共演するような作品が待っていると信じたいです。

火野さんとの演技対決は、是非とも見たいですね。
でんでんさんとは確実にある気がします。

>ひとりでも多くの素晴らしい役者さんとお芝居の真剣勝負をしてほしい。

かなわぬことですが、緒形拳さんとのガッツリ組んだお仕事を見たかったですよ。

>最終回なんて来なくていい、そんな事も考えています。
>大きなスクリーンで見てみたい作品です。

これ、どういう着地点になるんでしょうか。
楓とは、ハルカとは。
今までこれと言った動きを見せていない大杉漣さんが動いてくるのでは。

>決着は、映画館で!
>期待したいと思います。

全てが終わったかに見えて、まだ黒幕がいて。
こいつにも地獄見せてやる…、で終わっても納得できる展開ですね。

コメントありがとうございました。
これからが楽しみで、昼間に「あ、今日は嘘の戦争がある」と思うと火曜日が楽しいですよ。
2017年02月24日(Fri) 23:54












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