渡瀬恒彦さんがお亡くなりになりました。
気になってたんです…。
友人が男っぽくて大好き!って言ってましたし。

「226」で青年将校たちの階級章をむしり取っていく時の顔が、すごく怖かった。
迫力ありました。
後の「おみやさん」や「9係」「タクシードライバーの推理日誌」で見せる温厚な顔とは全然違う。

私は任侠映画を知りませんが、渡瀬さんのお若い頃はギラギラして、あれが普通。
むしろ最近、穏やかになったなって思っていたそうです。
まだまだ渡瀬さんの姿を見られると思っていたので、とてもショックです。
男っぽい役もできましたが、だらしない役も良かった。

渡哲也さんもかっこいい、かっこいい兄弟です。
だけど、お兄さんより使える役の幅が広かったと思います。
若い頃の危険な雰囲気を上手に、年令とともに包容力、大人の余裕に変えた俳優さんだと思います。
だから年齢が行ってから、どんどん出てきたんでしょうね。

渡瀬さんで、人があまり覚えていなくて、私が強烈に覚えているのは桃井かおりさんとのサスペンスドラマです。
何かの都合で実家の大邸宅に帰らなくてはいけなくなった、桃井かおりさんが演じる女性。
そこにお兄さんが現れる。
これが渡瀬さん。

しかし、彼女の兄は自殺しているはず。
何の冗談か、たくらみか。
彼女は怯え、拒否するが、アルバムにあった兄の写真は全部なくなっている。

兄を知る人も、この人は兄だと言う。
彼女は兄の自殺を担当した刑事に、この男の指紋を送り、検証してくれるように頼む。
だが彼女の期待とは違って、兄の指紋とこの男の指紋は一致する。
やがて新しい家政婦など、この男が手配したと思われる人間がやって来る。

彼女の周りは、この男の知り合いで固められていく。
財産狙いだろうか。
彼女はどんどん、追い詰められていく…。
しかし、このラスト、桃井さんの一言ですべてを了解してしまうのでした。

渡瀬さんが不気味で、怖くて、それでいてかっこよかった。
とても残念です。
ご冥福をお祈りします。



ドラマのラスト。
これはネタバレですから、見ていない人は見ないでくださいね。
桃井さんが最後に一言、「違う。だって兄さん、あたしが殺したんだもの」。

その一言を聞いた渡瀬さんは立ち上がる。
周りの人間もやってくる。
全ては彼女の犯行を暴こうとした、芝居だったのでした。
原作は後で知りましたが、外国の小説だったようです。

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2017.03.20 / Top↑
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