こたつねこカフェ

癖のある俳優さん、悪役さんが大好きです。時代劇、ドラマ、映画、俳優さんのことを好きに書いています。
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誕生日も、クリスマスも、正月も 「嘘の戦争」第9話

このところずっと忙しくて、書けなかった「嘘の戦争」。
何といっても水曜日に用事が重なりまして。
すみません。

しかも、録画消されてしまってね…。
どうしようかと。
でも、今更ですが、とっても良かったので書きたいと思います。

第9話。

興三は、退院する。
そこに浩一が現れ、、興三は2人で話そうと外に行く。
浩一はまず、興三が謝罪会見を開き、30年前のことを嘘と公表することを要求した。
拒否するならあのテープを、ネット上で公開する。

さらに自分はもうひとつ、重大な秘密を知っている。
また連絡すると言って、浩一は去っていく。
興三は浩一が握るもう一つの秘密とは、粉飾決算だと気が付いた。

隆に相談すると隆は、百田に会いに行く。
「今度はこちらが、一ノ瀬をはめる」。
カズキもそれを聞いている。

心が揺れ動くカズキに百田は、ずるくなれと言う。
本物の詐欺師になるなら、もっともっとずるくなれ。
一方、浩一は弁護士を装い、三瓶の娘の由美子に接近する。
由美子は近々、結婚式を挙げる。

相手はエリートらしく、まじめな青年であり、家のようだった。
浩一はその結婚を壊す計画を立てる。
だがこの計画に、さすがにハルカの顔も曇った。
「一人でやって。今回は協力できない…」。

浩一は由美子に、三瓶が振り込み詐欺にあったと言う。
だから三瓶に電話をしてくれ、と。
三瓶と由美子は、母が離婚してから疎遠になっていた。
由美子は、三瓶は自分の誕生日にも、いつもいつもいなかったと言う。

隆は、酒におぼれる晃に会いに行く。
誰かに粉飾決算のことを話さなかったか。
晃の脳裏に、酔っぱらった時に声をかけてきたハルカの姿がよぎったが、わからないと答える。

そして、なぜ、隆が社長になったか。
社長になった途端、変わったのかわかったと言う。
「俺と親父の罪を背負ってくれていたんだな…。悪かった」と頭を下げる。

隆は晃の証言さえあれば、浩一を詐欺の罪で逮捕できると言う。
「あいつを詐欺師として、ぶちこもう」。
晃は楓に、浩一を逮捕させると言った。
楓は絶句する。

三瓶に、由美子から電話が入る。
その夜、三瓶が昔のアルバムを見ているところに、浩一がやってきた。
古い写真には若い三瓶と、そして浩一の父親が写っていた。
写真は何枚も、何枚もあった…。

ハルカは、楓に会いに行った。
意外なことにハルカは、楓に浩一を「説得してくれないかな」と言った。
自分でも楓に何を言っているんだろうと思いながらも、ハルカは続ける。

「今の浩一は、過去を清算するんじゃなくて、過去にとらわれてるみたい」。
「お世話になった人もハメようとしてるし。」
「説得してくれないかな、もうやめろって」。

「なぜ、私に…」。
「あんたが仇の娘ってわかってる。私もあんたに頼み事なんてしたくない」。
「でも…、今の浩一を止めることができる人、他にいないんだもん…」。

楓は浩一にもらった指輪を、じっと見る。
そして、浩一に連絡をする。
夜、楓は浩一に会う。

「一番許せないのは、あの時の、大人たちに負けて嘘をついた自分を許せないんでしょう?」と言った。
「父や兄を許して、なんて言わない」。
「でも9歳の千葉陽一くんのことは許してあげて。あの嘘が、あなたを救ったのよ」。

「私もあなたの嘘に、救われた。…どうせなら、一生、騙してほしかった」。
浩一は楓に「晃さん、どうしてるの」と言う。
「さあ、会ってないから」。

「そう」。
去って行こうとする浩一だが、楓に「下手だね、嘘」と言って微笑んだ。
帰ってきた浩一を、陰から晃がものすごい目で睨んでいた。

翌日、浩一は笑顔で、由美子の家族と顔合わせに行く三瓶を送り出す。
その後に破滅が待っていることも知らず、三瓶は笑顔で出て行く。
浩一が、三瓶の持っていた昔の写真を見ている。
その裏に、何かが書かれている…。

ホテルのラウンジ。
三瓶は懸命に、由美子の婚約者、その家族に頭を下げる。
浩一は上の階から、それを見つめる。
三瓶の姿を、じっと見つめる。

手に持っているのは、合成写真。
あの五十嵐の写真を利用し、合成で作った三瓶のハレンチな写真だ。
これが頭の上から、降って来る。

三瓶のオロオロし、絶望した顔。
浩一の憎しみを認識する顔を、想像する。
これ以上の復讐はない。

だが浩一は、それを手に取り、ばらまくことはしなかった。
浩一が出て行く後姿を見た三瓶が、追って来る。
「浩一くん!」

外に出た浩一は三瓶に「縁談ぶち壊して、2度と娘に会えなくしようと思ってた」と告げる。
浩一の憎しみの強さを知り、呆然とする三瓶。
「なぜ、やめたの」。

三瓶は、それも当然と思っていた。
「僕は君のお父さんの信頼を裏切った…」。
「娘を守りたかったなんて、言い訳だよ。本当は怖かったんだ」。
「君が嘘つきじゃないって、僕は知っていた。なのに」。

すると、浩一は言った。
「でも、いてくれた」。
「誕生日も、クリスマスも、正月も」。

三瓶を追って、由美子がやってきた。
浩一は由美子に言う。
「あなたのお父さんは、僕にずっと嘘をついていました」。

だが次に浩一が言った言葉は、意外なものだった。
「僕と由美子さん、誕生日同じなんです」。
由美子は、目を見張る。

浩一が見つけた、写真の裏の何か。
それは、由美子と浩一の誕生日が同じであるメモだった。
「僕も3月15日うまれ。家族全員をなくして、ひとりぼっちの僕を守さんは祝ってくれた」。

「本当は由美子さんのところに帰りたかった。帰りたい家があったのに」。
「そんなこと、一言も言わなかった」。
「僕の父の友人だと言う、ただそれだけの理由で」。
「でも、守さんの嘘に救われた…」。

由美子は三瓶に「どうして言ってくれなかったの」と言う。
「守さんは、あなたたちを巻き込みたくなかったんです」。
三瓶の目に、涙があふれる。

「長い間、お父さんをお借りしてすみませんでした」。
浩一が頭を下げる。
そして三瓶に笑顔を向ける。

「もう、俺、大丈夫なんで」。
そして歩いていく。
後には父親に対する、温かい気持ちがあふれた由美子と、泣いている三瓶がいた。

浩一をハルカが待っていた。
「終わりにする」。
浩一は、晴れ晴れとした顔をしていた。

「これ、終わったらタイに行くか。それとも全然、別の国に行って、新しい詐欺を考えるか?」
「二科興三、あいつで終わり。全部終わりだ」。
ハルカが微笑む。

浩一の最後の復讐が始まった。
隆に会い、12時間以内に記者会見を開けと言う。
でなければ、30年前のことを世界中にぶちまける。
アジトに戻った浩一は、ネットにテープを公開する準備を始めた。

隆が興三にこのことを告げると、興三は会見を開くと言う。
晃は警察に行った。
ハルカが浩一に、「記者会見が始まる!」と知らせに飛び込んでくる。

記者会見が始まった。
興三は、粉飾決算の指示をしたことを告白した。
周りがざわめく。

そしてこのことで、ある人物から脅迫されていると言った。
2千万円の詐欺の被害にもあった。
だがこの人物は、逮捕されるだろうと宣言する。

激怒した浩一は立ち上がり、あのテープを流そうとする。
その目の前で、アップしようとした声のファイルが消えていく。
百田と一緒にいるカズキの仕業だった。
マスターテープも、スマートフォンの音声も目の前で消滅した。

「ちくしょう!」
こんなことができるのは、百田とカズキしかいない。
裏切られた…。

百田は隆から報酬を受ける。
カズキは、部屋を出る。
秘書が送ろうとするが、カズキはトイレに行きたいと言う。

もうすべては終わったのだから、良いだろうと判断したのか。
カズキは一人で歩いていく。
誰もいなくなったのを確認したカズキは、ハルカが手に入れた晃のICカードを取り出す。
研究開発室に入ることに成功したカズキ。

怒りの浩一だが、その時、百田の店に刑事が踏み込んでくる。
ハルカは知らんぷりをするが、オウムが浩一の名前を言ってしまった。
奥の部屋に潜んでいた浩一だが、音を立ててしまった。

刑事が踏み込んできた。
「逃げて!」
浩一は逃げる。

すんでのところで外に脱出する。
刑事が追って来る。
その様子を見ているのは、六車だった。
六車はゆっくりと、車を走らせ、刑事たちの後から浩一を追った。



次回、最終回だというのに、どうやってまとめるんだ!と思いました。
本当に毎回毎回、内容が濃い。
見逃して良い部分が、全然ありませんねー。

このドラマ、草なぎさんの表情が本当に良いんですが、今回も素晴らしかった。
三瓶に対する思いが、あふれていました。
好きだった。
感謝していた。

だからこそ、憎かった。
でも、その憎しみは一瞬にして溶けてしまった。
憎しみにとらわれ、自分も、大切なものを見失いかけていた浩一。

三瓶は家族より、何より自分を優先してくれていた。
自分のためなら、命だって投げ出したかもしれない。
もう、良い。
それで良いじゃないか。

過去から解放された浩一。
赦すことは難しい。
その難しさを一気に超えさせたのは、三瓶だった。

30年の、三瓶との月日がひどい終わり方をしなくて良かった。
三瓶のためにも、浩一のためにも良かった。
浩一は本当は、誰よりも傷ついたはずだから。
自分が赦せなくなるはずだったから。

この時の、赦しの境地に到達した時の表情。
まさに憑き物が落ちた。
晴れ晴れとした表情。
いやー、うまいのはわかってましたが、今回の草なぎさんの演技は本当にすごいです。

「もう大丈夫なんで」。
このセリフが、いろんな意味になります。
結局、三瓶と娘との絆をより強くした浩一でした。

それと、楓に対するあの目。
「もしかしたら自分への思いの中に『真実』はあったんじゃないか?」
こんな風に、思っちゃうような目なんです。
それが詐欺師なんでしょうが、本当にそう思っちゃうような目なんですよ。

ハルカが浩一を好きな気持ちがわかります。
そのハルカも、浩一を救いたくて、楓のところに来る。
女性たちの浩一に対する思いが、切ない。

それに対して、二科家の男性は最低だなって思ってしまう。
晃もかわいそうだったんですが、自分たちのしたこと忘れて、そうなるか?!って。
そりゃ、会社と従業員、従業員家族を守る義務がある。
だったら二科一族は退けって、思っちゃうんですわ。

これで、最後と言った時、その最後は困難を極めるであろうと予想されましたが…。
そこで来るか、百田の裏切り。
浩一も真から百田を信用しているわけじゃないにしても、百田の裏切りは、最悪のタイミングで起きました。

でもなんか、納得いってなさそうなカズキの行動が気になる。
開発中のロボットの機密、盗みましたね。
でもカズキの裁量じゃ、まだまだ単独でそれを最大限に利用することは無理そう。

さらに六車が動き出した。
まだ足、引きずってますけど。
由美子は、国仲涼子さん。
みんなすごい適役で、すごい良い演技です。

こういう草なぎさんを、また近いうち、ぜひ見たい!
近所で、良く買いに行って、良く話をするケーキ屋さんがあるんですが、そこのパティシエさんも言ってました。
草なぎさんは、演技うまい!って。
このドラマ見たら、認めざるを得ないですよ!

浩一のどのセリフも良いから、困る。
というより、今回はそのセリフを言っている草なぎさんの表情が良いんですね。
言葉だけじゃなくて、ぜひ、表情を見てほしいというシーンばかりです。


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Comment

七変化
編集
再び取り上げてくださって本当にありがとうございます。
先日タイで逮捕された日本人詐欺師の報道を見ながら、
ふと思ってしまいました。
「一ノ瀬浩一は、この人知ってるのかな?」
私の中では、嘘の戦争の余韻がまだまだ残っているみたいです。

こちらのブログを見て、9話を観なおしてみると、
なるほど、浩一の表情の変化が素晴らしいですね。
守さんのスーツ選びに付き合う浩一
合成写真を確認する浩一
守さんの娘に深々と頭を下げる浩一
表現力の豊かさに魅了されました。
特に気に入ったのは、「偶然通りかかった」と全てを見ていたハルカと
「またどこかへ行こうか」と笑って話す浩一の柔らかさ。
ハルカと浩一がとても好きなんです。
騙されたのに詐欺師になりたいと追いかけてきたハルカに
詐欺師のイロハを指導するバンコク時代のハルカ・浩一のドラマも面白そう。
関西テレビでは「嘘の戦争」のDVD BOXの宣伝も始まったようですが、
特典映像が素晴らしいそうです。
よろしければ、ぜひ。
最近のツヨシは無精髭スタイルです。とても素敵です。
何か作品の為だと信じたい。
こんどこそ、火野正平さんとの共演を期待したいと思います。
いつも応援ありがとうございます。
2017年05月02日(Tue) 15:07
パイナップルさん
編集
>パイナップルさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。

>再び取り上げてくださって本当にありがとうございます。

こちらこそまた見ていただいてありがとうございます。

>先日タイで逮捕された日本人詐欺師の報道を見ながら、
>ふと思ってしまいました。
>「一ノ瀬浩一は、この人知ってるのかな?」

私も「あ、一ノ瀬浩一みたいな人か!」って思いました。

>私の中では、嘘の戦争の余韻がまだまだ残っているみたいです。

あの役は残りますよね。
続編も作れそうです。

>こちらのブログを見て、9話を観なおしてみると、
>なるほど、浩一の表情の変化が素晴らしいですね。

素晴らしいんですよ。
今回、全編を通して、セリフだけではなくて目、表情が素晴らしくて、いやー、見せてくれるなーって感心したんです。

>守さんのスーツ選びに付き合う浩一
>合成写真を確認する浩一
>守さんの娘に深々と頭を下げる浩一
>表現力の豊かさに魅了されました。

そうですよね、もう、全部、顔が違うんです。
浩一に同化しているとしか思えない表情の変化です。
浩一の心の中がこちらにわかる。

>特に気に入ったのは、「偶然通りかかった」と全てを見ていたハルカと
>「またどこかへ行こうか」と笑って話す浩一の柔らかさ。

あの時、本当に彼から毒が抜けたっていうのがわかったんです。
それを見ていたハルカも、ハルカに話す浩一も、2人は本当に相棒なんだなって思います。

>ハルカと浩一がとても好きなんです。

私もです。
すごく良い関係なのが伝わってきます。

>騙されたのに詐欺師になりたいと追いかけてきたハルカに
>詐欺師のイロハを指導するバンコク時代のハルカ・浩一のドラマも面白そう。

あの時のハルカに浩一は、踏みつけられてきた自分を見たんだなと思いました。
この2人のコンビ物語、見たいです。
ハルカが浩一のサポートでピンチを乗り切り、初めて一人前の仕事をするエピソード、やってくれませんかねえ。

>関西テレビでは「嘘の戦争」のDVD BOXの宣伝も始まったようですが、
>特典映像が素晴らしいそうです。
>よろしければ、ぜひ。

もうね、録画消えちゃってトホホなんですよ。
このドラマは無駄が一つもなくて、最初から最後まで緊張感が続き、草なぎさんの表情もすごい。
周りの俳優さんもピッタリはまって、良い仕事している。
DVDで何度も見直したくなるドラマです。
特典映像、見たい!

>最近のツヨシは無精髭スタイルです。とても素敵です。
>何か作品の為だと信じたい。

ちょっと違うって言われるかもしれないんですが、あの、「用心棒」の浪人なんてやってみてくれませんかね。
三船さんとは違うけど、彼の魅力ある用心棒ができそうな気がするんですけど。
時代劇好きの戯言と思って許してもらいたいんですが、時代劇って作り込まないとできない。
だから草なぎさんにまた時代劇を作り込んで、やってほしいなと思います。

この前、友達と話していて「復讐するは我にあり」の話になったんですよ。
友達が「今だったら草なぎ剛がやれそうだけど、…(想像しているらしい)シャレにならない。…いや、絶対怖いな。ダメ!」って言いました。
言われてみたら…、すっごい怖くなりそうです。

>こんどこそ、火野正平さんとの共演を期待したいと思います。

その「復讐するは…」のキャスティングを考えたとき、昔、三國連太郎さんが演じた主人公の父親。
あれに火野正平さんが良いって話になったんですよ。
業が深そうで、最後の拘置所での面会の2人芝居なんてすごくおもしろいと思います。
『連続殺人を起こしたけど、本当は一番殺したかったのは、父親だ、あんただ』。
鬼の形相になる2人。
おもしろいと思いますよ!

>いつも応援ありがとうございます。

こちらこそありがとうございます。
個人的には松平健さんと舞台ではじける草なぎさんなんか見たいです。
絶対チケット手に入れたいですよ。
良い仕事を見られると信じています。

コメントありがとうございました。
2017年05月04日(Thu) 16:17












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