東山氏主演の必殺仕事人シリーズ。
いろいろと批判はあれども、必殺シリーズを復活させてくれたのはうれしいです。
また、必殺を復活しようとしてくれるスタッフさんがいるのもうれしい。
そして、その方たちが働けるのもうれしい。

仕事人の中で、田中聖さんが演じていた仕立て屋のレン。
悪たれと言われていたレン。
これが非常に、必殺世界とうまく合わさっていた。

思えば、念仏の鉄はこういうテイストだった。
せんとりつが家に来て主水の治療をした鉄を見て、「無頼漢じゃありませんか!」と怒る。
同心の妻と姑が眉をひそめるような人物が、鉄。

金に汚くて、インチキなこともたまにする。
だが自分を頼ってきた人間のためには、驚くほどの誠意を見せる。
自分より弱い者に対して、非道はしない。
…正ちゃんはたまに、大した意味なくひどい目にあってましたけど。

鉄や他の仕置人たちが持つ、こういうところをレンは持っていました。
実はもっとも、仕事人というか、仕置人に近い感じがしました。
鉄よりもずっと若いせいか、情にはもろかった。

殺されるのを覚悟した最後の仕事では、かわいがっていた文鳥を逃がす。
生きて帰ってきて、文鳥が戻った時の笑顔。
おかえり。
また、飼っているのが文鳥と言うのが、レンの内面をよく表している。

レンは小さく、弱い者に対して、優しい。
慈悲深い。
実は仕置人に必要であり、見せてはならない部分を持っているのがレンだった。
このレンという役に、田中さんは実にうまく溶け込んでいた。

だから突然いなくなり、それに対して何の説明もされなかった時。
演じる人の事情でも、寂しかったものです。
良いキャラクターが見られなくなったな、と思いました。

そして田中聖さんの大麻所持による、逮捕。
仕事人シリーズで、レンの出演した回は再放送されなくなったということでしょうか。
実に残念です。

やってはならないことを、やった。
彼の出演している仕事人は、新作放送前でも再放送しない。
こういうこと、周りに及ぼす影響も迷惑も、考えてほしかった。

その点については、言い訳できない。
でもレンは、良い味を出していた。
おそらく、彼の持っているものとピタリとハマるものがあったのでしょう。

レンを演じる田中さんを見ていると使い方では良い俳優にもなれた気がするだけに…。
残念です。
レンちゃん。


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2017.05.26 / Top↑
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