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クリスマスイブに鬼畜!

クリスマスイブの夜にドラマで「鬼畜」を放送するんですね。
なーんという渋いセレクト。
映画の「鬼畜」は、子供を取り巻く3人の大人。

菊代・小川真由美さんの、くやしいにしてもお梅・岩下志麻さんへの一言は鬼畜
夫に「ほんとにあんたの子なの?似てないよ」と言うお梅も鬼畜
そしてその言葉を頭によぎらせながら、おののきながらも子供を捨て、殺害する宗吉・緒形拳さん、鬼畜

妻の心を傷つけてしまった夫。
その傷を子供に対する虐待で、ぶつける妻。
この2人に子供を置いて行って良いはずないのに、置いていく愛人。

一番下の弟が窒息死した時、「気が楽になったろ」と言い放つ妻。
まさしく鬼畜でありながら、宗吉はどこかで気が楽になっている。
後ろめたさを抱いた夫婦は、お互いにしかすがれないと言わんばかりに抱き合う。

白い布をかけられた小さな遺体と、抱き合う夫婦。
何という光景だろう。
どちらの心情もまったく、理解できないわけではないところが怖い。
平凡なはずの人間の誰もが「鬼畜」のごとき所業をするかもしれないのだ、と思うところが怖い。

緒形拳さんが自らの生い立ちを語り、彼もまた、見捨てられた子供だったことがわかる。
なのに、子供に同じことをしているという怖ろしさ。
しかし緒形さんの半泣きの告白は、見ている間はひたすら哀しい。

「捨て猫みたいに置いてきぼりだ」。
「つるっ、つる」「つるっ、つる」と子供をくすぐる宗吉の優しい手。
優しいだけに哀しく、怖ろしい。
玉木宏さん、木村多江さん、常盤貴子さんがどういう演技をするのか、楽しみに待っています。


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Comment

鬼畜リスマス?それはキツい…。
編集
こんにちは…いやぁ~『鬼畜』のドラマ化ですか。
玉木宏主演、放送はクリスマスイブ…正直、無茶で無謀だよテレ朝さん。
やるせなさと憤りを視聴者に抱かせながら、長丁場のドラマを持たせ、惹きつけるパワーをどこまで見せられるのか。
このドラマを成立させるためには演者だけではなく、脚本にも演出にも大変な能力が必要ですよ。
人間の弱さが“選択肢を持たないさらなる弱者”を苦しめ、痛めつける。
果たして“そこを”どこまで描けるのかな…覚悟がいりますよ。
大いなる不安とわずかな期待を感じつつも、僕は『現金無用』と『王手無用』(新必殺仕置人)を観ていようかな?(笑)

それでは、また…。
2017年12月24日(Sun) 09:24
キラさん
編集
>キラさん

こんばんは。
コメントありがとうございます。

>こんにちは…いやぁ~『鬼畜』のドラマ化ですか。
>玉木宏主演、放送はクリスマスイブ…正直、無茶で無謀だよテレ朝さん。

すごい、チャレンジャーだなあと。

>やるせなさと憤りを視聴者に抱かせながら、長丁場のドラマを持たせ、惹きつけるパワーをどこまで見せられるのか。
>このドラマを成立させるためには演者だけではなく、脚本にも演出にも大変な能力が必要ですよ。

途中でもう、嫌になるような展開ですもんね。

>人間の弱さが“選択肢を持たないさらなる弱者”を苦しめ、痛めつける。

前に書きましたが、自立というのは、自分で自分のことを決められることだ。
だから自立できると言うことは、大切なんだ。
子供は自立できない、そんな力がない。
大人が決めたことに従うしかない。

そういう子供がこういう扱いを受ける、見ていて本当にキツイ話です。
すごく嫌な気分になります。

>果たして“そこを”どこまで描けるのかな…覚悟がいりますよ。

昭和の映画や、ドラマには、人間が人間らしく振舞えない時代があって、そこで生きる人間が起こす過ちを描くものがありました。
そこを描けないのなら、それはリメイクしても仕方がないのではないか。
それはもう別のものだ。

そう思うようなものがあります。
この「鬼畜」もそうだと思います。
「砂の器」も「人間の証明」もそうだと思いました。

とことん描くことで、そんなことは間違っているんだ。
こんなことはあってはいけない。
そう思わせるんですから。
規制やら何やらがあって、それは演じる俳優さんたちやスタッフさんたちもつらいでしょうが、良いリメイクにしてほしいですね。

>大いなる不安とわずかな期待を感じつつも、僕は『現金無用』と『王手無用』(新必殺仕置人)を観ていようかな?(笑)

うまくリメイクしてくれていることを期待しつつ。
それにしても、何で今日なの?
良いですけど。

コメントありがとうございました。
2017年12月24日(Sun) 19:16
24日の「鬼畜」観ました。
編集
リメイク作品の宿命でしょうが、比べてしまいます。
特にオリジナル版の配役が強烈すぎたので。。。

オリジナル版は宗吉寄りの映画だと思っていますが、
今回は常盤貴子さん演じる梅子がメインと思えるほど、
鬼気迫る、宗吉への愛憎の濃さが好感が持てました。
木村多江さんもいい鬼っぷりでした。
そう言えば、2002年のリメイクも室井滋さんは良かったですね
でも岩下&小川ペアの方が強烈な鬼すぎる。

緒形拳さんの宗吉は優しいけれどダメでダメでやるせないですが、
玉木宏さんの宗吉は逆でダメさより優しさが描かれていたような。

利一も、オリ版の子役とは対照的で、
健康的と言うか賢そうというか。。。

利一は宗吉を庇ったのか、見捨てたのかは,見せ場の一つですが、
今回は明確に判るつくりで、あまりその場面に重きを感じませんでした。

閉まるエレベータの中の宗吉を見続ける良子のシーンは、
別の状況に置き換えられており、少し絶望感が薄いかと。

内容は描きませんが、
今回のドラマにしか無い良い場面も沢山ありましたし、
話の運びやラストシーンは、私は有りだと思います。

なにより羽場裕一さんが好演で、
「奥さん、こぉわいっすから」は良すぎて何回も聞きかえしました。
2017年12月27日(Wed) 04:46
muyoさん
編集
>muyoさん

こんばんは。
コメントありがとうございます。

>リメイク作品の宿命でしょうが、比べてしまいます。
>特にオリジナル版の配役が強烈すぎたので。。。

あの濃さ。
あの時代じゃないといない俳優さんたちかもしれません。
だからそれはしかたないと思いました。

>オリジナル版は宗吉寄りの映画だと思っていますが、

宗吉の哀しい生い立ちや、苦しい現在など、彼の人生が感じられました。

>今回は常盤貴子さん演じる梅子がメインと思えるほど、
>鬼気迫る、宗吉への愛憎の濃さが好感が持てました。

常盤さん、がんばってましたねえ~。
涼やかな目元がなかなか、鋭さを感じさせて良かったです。

>木村多江さんもいい鬼っぷりでした。

一見、たおやかそうに見えるけど、実はかなりひどい…。
木村さんの持ち味を生かしたキャスティングだったと思います。

>そう言えば、2002年のリメイクも室井滋さんは良かったですね

あの時、室井さんと黒木さんの役が逆では?と言われてました。
室井さんなら逆も怖かったと思います。

>でも岩下&小川ペアの方が強烈な鬼すぎる。

これはもう、しょうがないですね。
岩下さんの鬼の形相、小川さんの鬼の笑いもすごかった。
間で宗吉は、オロオロするばかり。

>緒形拳さんの宗吉は優しいけれどダメでダメでやるせないですが、

見てるだけでほんと、情けなくて。
緒形さんの見事な演技でした。

>玉木宏さんの宗吉は逆でダメさより優しさが描かれていたような。

「行き止まりだね」と言われたことが、宗吉を象徴しているように思いました。
利一を抱いて崖に行く時の追い詰められた表情、なかなかでした。
面会の時の泣き顔で、この人は鬼から人間になったなあと思いました。

>利一も、オリ版の子役とは対照的で、
>健康的と言うか賢そうというか。。。

元気ですよね。
明るいと思いました。
パンを食べさせようとした時も、目撃されて動けない宗吉を普通に振舞うことでかばったかなと思いました。

>利一は宗吉を庇ったのか、見捨てたのかは,見せ場の一つですが、
>今回は明確に判るつくりで、あまりその場面に重きを感じませんでした。

映画の利一は、自分なりに決意を持って父親から離れようとしているのか、それともかばっているのか。
どちらとも取れましたが、今回ははっきり、かばっているのがわかりました。
警察で目覚めた時、もう「父ちゃんじゃない」を言いましたしね。
1人で行ったと言ってましたし。

>閉まるエレベータの中の宗吉を見続ける良子のシーンは、
>別の状況に置き換えられており、少し絶望感が薄いかと。

保護されていたことが明確にされていて、ここはちょっと安心しました。
良子も映画より利発そうでした。

>内容は描きませんが、
>今回のドラマにしか無い良い場面も沢山ありましたし、
>話の運びやラストシーンは、私は有りだと思います。

宗吉と利一が遊ぶ海、海岸は美しかった。
映画の時は夕焼けの赤、暮れていく中、宗吉と利一のシルエットが黒い。
今回は海も空も崖も、宗吉も利一も青みをかけて対照的にしていました。

最後は常盤さんの見せ場になりましたね。
全部自分がやったと言って倒れる。
あれは私も常盤さんの熱演で、ありだと思えました。

梅子と庄二の名前が並んでいる。
そして利一、良子、宗吉が並んでいる絵。
之から宗吉はどうするのかと思ったところで、終わり。
これはこれで良かったです。

>なにより羽場裕一さんが好演で、
>「奥さん、こぉわいっすから」は良すぎて何回も聞きかえしました。

映画の蟹江さんも良かったし、この役は悪役もやるベテランさんが存在感を見せますね。

宗吉と利一が食事をする座敷にあるポット。
昔、祖母の家で見たなと思いました。
小道具、凝ってました。

コメントありがとうございました。
2017年12月30日(Sat) 02:35












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