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「日出処の天子」は

マンガを実写化するのに、難しいのはキャストでしょうね。
アニメ化の声だって、難しい。
絵があると、それぞれ、読者にはイメージというものができてるでしょうから。

それでも俳優さん女優さんは、さすがプロ。
ちゃんとイメージを壊さないで演じたり、イメージが違ってもぴったりにしていたり。
伊藤潤二さんのホラーで、人を破滅させる超美少女「富江」は、菅野美穂さんが見事に演じていました。

名作と言われるマンガは、当たり前だけどファンが多くいる。
長くファンでいる人も多い。
そんな名作マンガのひとつ、山岸凉子さんの「日出処の天子」。

絶世の美少年で、超能力者の厩戸王子。
誰が演じたらいいだろう。
私は、厩戸王子は若い頃の美輪明宏さんがピッタリな気がしてます。
エキセントリックであり、菩薩のような笑みもできる。

魔少年の部分も、あの美輪さんならうまく出せるんじゃないでしょうか。
木の上からぶらーん、と、逆さになって敵の前に現れ、「私はもう疲れた」と言う。
「そなたの血を流して、おしまいにしよう」。
美輪さんがやったら、怖いでしょうね。

母親に恐れられ、母の愛を得られない王子は、徐々に女性全体に憎しみを持って行く。
「姉上はそなたを化け物だと言っている」と、叔父である相手に告げられ、傷つく。
それでもなお、どこかで人を愛したい。

愛されたい。
葛藤と苦悩。
そうしたあらゆる感情を伏せ、神のようにふるまう。
美女に化けるのも、着飾る。

政敵を葬って自分たちを守って行くためには、冷酷にならざるを得ない。
自分たちが生存するために。
美輪さんなら似合うでしょう。
相手役の毛人は、誰が良いかちょっとわからないんですが。


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