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天真爛漫 朝丘雪路さん

女優の朝丘雪路さんが、お亡くなりになりました。
最近お見かけしなくなり、認知症…という噂も耳に入っていました。

トーク番組でお話しする朝丘さんは、」天真爛漫な方でした。
津川さんのお母様はお嫁さんである朝丘さんに、ちょっとした意地悪もしたことがあったようです。
ところが朝丘さんはそれに気が付かず、後で人に言われてああ、あれはそういうことだったのかと思ったとか。

お父様に溺愛されていた朝丘さんは、芸能界入りしてからは映画会社の社長さんの家で暮らしていたそうですね。
家に一緒に暮らしていたのは朝丘さんと、小山明子さんだけだったとおっしゃっていました。
買い物の時にお財布を持たなかったので、切符が買えないとか、スケールの大きなお話もされていました。
そういうことが嫌味にならない、かわいらしさを持った女優さんでした。

時代劇でもたくさん、出演作があります。
それこそ「仕置人」では鉄にも主水にも「あなたの子よ!」と迫るちょっと困った女性・お波を演じました。
22話、「楽あれば苦あり親はなし」
お波がそんなことをする理由は、怖ろしい盗賊の頭の旦那・藤造から子供を守るためだった。

この藤造、生まれた子供に「俺がいろいろ教えてやるからな、人のばらし方とか」と言う。
とんでもないあやし方をするような男。
それが時間が経つと、「どうも俺の子じゃねえ」と言い出す。
言い出しては子供もろとも、妻を殺してしまう。

伊藤雄之助さんの恐怖の名演。
夜中にお波が目を覚まして、ふっと横を見ると子供をじっと見る藤造がいる。
ぎゃあああ…、と叫びそうな恐怖です。

お波の最後の涙を浮かべながらの笑顔がとても美しく、哀しかった。
彼女の必死に伸ばした手に鉄が「何だ?!何がしてほしいんだ!」と叫ぶ。
「仇をとって。お願い」。
「あの子は本当はあなたの子なんです」。

ほんとは鉄の子だと言われた時の鉄の表情。
「わかったよ、俺の子だからな!」
この後の鉄たちの仕置、敵討ちが一層鮮やかに映ります。
「てめえにな、こんなことを三度までもやらせるわけにいかねえんだ」。

墓参りをする仕置人たち。
「もう一度、あんたの子だって追っかけられてみたいぜ」と主水が言う。
おきんが「死ねば会えるよ」と慰めの言葉を言う。

すると鉄が言う。
「いや、ダメだな。俺たちが行くのは地獄だからよ」。
お波や子供は天国。
自分たちは地獄。

主水も言う。
「待っているのは藤造みたいな奴ばっかり、か」。
他にも朝丘さんの名演はたくさんありますが、これもまた朝丘さんの魅力が発揮されたお話。
朝丘さんのご冥福をお祈りします。


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Comment

天性の品の良さ
編集
ちゃーすけさん。
ついついこちらにも来てしまいました。
朝丘雪路さんは今のマルチタレントの走りですよね。

歌も上手、踊りもお芝居も、司会もできて、キャラは天真爛漫。
お父様は美人画の大家で、真性のお嬢様でいらしたのからだとは思いますが、
ちゃーすけさんが言われるように、
時代劇、現代劇を通してすごくたくさんの役をやられていたけれど、
どんな役でも品の良さがにじみ出た方だったと思います。

私がよく覚えている役は、
鷲尾いさ子さんのやられた検事・霞夕子のお母さん役ですが、
時代劇でいわゆる、場末の酌婦とか、ヤクザの情婦みたいな役をやっていて、
はすっぱに啖呵切ったりしても、凄みとか哀切感と同時に品のある方でした。

旦那様の津川さんも大した名優だとは思いますが、どう会見しても、
最後奥様にとっても冷たく見えて、人物的には嫌いになってしまいました。
お二人とも体調を崩されて、
それを一人で介護する形になった娘さんが一番大変だったと
同じ親介護経験者として思います。(もうどっちも天で私を見ています。)
仕方がないとはいえ、小さい頃から知ってるスターが亡くなるのは寂しいですね。
また来ます。
2018年05月25日(Fri) 01:06
梨雪さん
編集
>梨雪さん

こんばんは。
コメントありがとうございます。

>ついついこちらにも来てしまいました。

ありがとうございます。

>朝丘雪路さんは今のマルチタレントの走りですよね。
>歌も上手、踊りもお芝居も、司会もできて、キャラは天真爛漫。

これで女優としても良いお仕事してるんですから、すばらしいですよね。

>お父様は美人画の大家で、真性のお嬢様でいらしたのからだとは思いますが、

すごいエピソードがたくさんあります!
本当にそんなことが…と思うようなことが。
あの天然さはここから来ているのでしょうね~。

>時代劇、現代劇を通してすごくたくさんの役をやられていたけれど、
>どんな役でも品の良さがにじみ出た方だったと思います。

悪い女を演じたとしても、朝丘さんだと憎めない雰囲気があります。

>私がよく覚えている役は、
>鷲尾いさ子さんのやられた検事・霞夕子のお母さん役ですが、

あっ、やってました、やってました。

>時代劇でいわゆる、場末の酌婦とか、ヤクザの情婦みたいな役をやっていて、
>はすっぱに啖呵切ったりしても、凄みとか哀切感と同時に品のある方でした。

例えば書きましたが「仕置人」のお波は佐渡で、下級役人や元・囚人が来るようなお店にいる女性です。
でも汚らしさがなく、どちらかというと純粋無垢な雰囲気を失わない。
これがあるのとないのでは、お波に訪れる悲劇への悲しみや共感が違ってきます。

>旦那様の津川さんも大した名優だとは思いますが、どう会見しても、
>最後奥様にとっても冷たく見えて、人物的には嫌いになってしまいました。

ご夫婦のことはご夫婦にしかわからないから、こちらの勝手な印象ではありますが、朝丘さんは天然でお嬢様だけど津川さんを振り回した奥様ではなかったように思います。
むしろ朝丘さんはその育ちの良さから来る生真面目さや優しさで、津川さんを支えていた側ではないのでしょうか。
津川さんが朝丘さんの存在の大きさを痛感するのは、もう少し時間が経ってからかもしれません。

>お二人とも体調を崩されて、
>それを一人で介護する形になった娘さんが一番大変だったと
>同じ親介護経験者として思います。(もうどっちも天で私を見ています。)

仲良く親子で出演していたことを思い出します。
現実は、時間は残酷ですね。
介護経験者でなければ、わからないことってありますよね。
1人で親御さんの介護をしたことがある方は、娘さんのお気持ちがわかるのでは。
少なくとも、頼りがいがあった親を介護する時の心の痛みは想像できます。
つらかったことでしょう。

梨雪さんも大変でしたね。
私も今、母を見ていますので、お気持ちお察しいたします。

>仕方がないとはいえ、小さい頃から知ってるスターが亡くなるのは寂しいですね。

いるのが当たり前だった人がいなくなっていく。
西城さんの訃報は、ついにこの世代の方が…という思いです。

コメントありがとうございました。
2018年05月27日(Sun) 23:12












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