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清廉な人 加藤剛さん
2018/07/10(Tue)
先週の金曜日でした。
今年も、というか、年齢的に仕方ないことでしょうが、最近は自分たちが子供の頃から見ていた俳優さん。
いて当たり前のようだった俳優さんが亡くなるようになったねえ、と友人と話していたんです。
その時、誰がいなくなってもショックだけど、加藤剛さんには長生きしてほしいと言っていたんです。

すごくお痩せになっていたので、心配してしまったんです。
「影の車」みたいな役もできるんですが、加藤剛さんってすごく清廉潔白、潔癖な正義の人が似あう。
なぜ、加藤剛さんが「大岡越前」だったのか。
それはもう、加藤さんから正義感清潔感が漂っていたからでしょう。

私には「大岡越前」様ですが、加藤剛さんには「砂の器」という名作がありますね。
今、一緒にお昼食べている人は、自分の見た最高の邦画は「砂の器」だと言っています。
追悼で放送してほしいけれど、おそらく今はいろんな部分がダメになるんでしょうね。
加藤嘉さんの「そんな人、知らね」には泣いた、泣いた。

「砂の器」は加藤嘉さんの映画と言っても良いんですが、息子の加藤剛さんもやはり素晴らしい。
本当は誰よりも好きな、誰よりも何よりも愛している父親。
父親にしても誰よりも大切な、誰よりも愛する息子。
しかし会えない、名乗れない。

「そんな人、知らね」。
そこには今の栄光を一瞬にして吹き飛ばすような、差別が存在していたから。
差別と、病に対する恐れがあったから。

だが差別はせず、恐れもせず、唯一優しく、人として接してくれた警官がいた。
その彼の正義感が、今度は息子を追い詰めてしまう。
警官の緒形拳さんも素晴らしい。

これは加藤剛さんだけではなく、加藤嘉さん、丹波哲郎さん、緒形拳さん、皆さん素晴らしい。
現・千葉県知事の森田健作さんも、素晴らしかった。
「砂の器」でもう一つ、素晴らしいのがあの風景。
まさに失われた風景でしょうが、日本の美しい昔の風景があの映画の中で生きています。

そして加藤剛さんというと忘れられないのが、「風と雲と虹と」。
藤原純友を緒形拳さんが演じていました。
私はいまだにこれを大河のベスト3に入る名作だと思っています。
もしかしたら私の大河ドラマの、原点かもしれません。

「剣客商売」の秋山大治郎も良いし…。
あと、忘れてはいけないのが「獅子の時代」。
私はこれもまたいまだに幕末・大河のベスト3に入る名作だと思っています。
考えたらこの主演の加藤さん、菅原文太さん、大原麗子さん、皆さん鬼籍に入られてしまった。

…加藤剛さんの訃報は、いろんな意味でショックですね。
今は加藤さんみたいなタイプの俳優さんは、なかなか見られなくなりました。
加藤剛さん、今までありがとうございます。
寂しいですね…。


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コメント
- 律儀にして誠実 -
ちゃーすけさん、お久しぶりです。

>>加藤剛さん
篤実、と言う言葉がぴったりな振舞いが心に残る加藤さんですが、
実際にも「真面目」を絵にかいたような方だったようで、
CMを承ける際には、CMする製品を自身で(当然自前で買って)
予め使ってみて、
「これは他人に勧められる」と確信しないとCM撮影に入らなかった、
と聞いたことが有ります。

加藤版大岡越前は相役と武家官位が被った為に上様の肝煎りで
新たに「越前守(それまでは能登守)」を名乗るエピソードが有ったり
(大岡忠相が北町奉行の時、丁度有った中町奉行と武家官位が
被ったので吉宗の働きかけで能登守から越前守に官位を遷って
いる)、今見ても興味深いエピソードが多かったりしましたね。
2018/07/11 01:27  | URL | 別スレ6124 #-[ 編集] ▲ top
- 別スレ6124さん -
>別スレ6124さん

こんにちは。
コメントありがとうございます。

>篤実、と言う言葉がぴったりな振舞いが心に残る加藤さんですが、

この方には品格もありますよね。
児玉清さんにも知性、そして清廉な品格を感じましたが、確かに!
加藤剛さんはまさに篤実と言う言葉がピッタリですね。

>実際にも「真面目」を絵にかいたような方だったようで、
>CMを承ける際には、CMする製品を自身で(当然自前で買って)
>予め使ってみて、
>「これは他人に勧められる」と確信しないとCM撮影に入らなかった、
>と聞いたことが有ります。

やっぱりそういう方だったんですね。
真面目さ、誠実さがにじみ出ています。
加藤さんが勧める商品なら…、と思ってしまいますね。

>加藤版大岡越前は相役と武家官位が被った為に上様の肝煎りで
>新たに「越前守(それまでは能登守)」を名乗るエピソードが有ったり

第1部の第1話、おもしろいですよね!
伊織さんも一緒になっての、吉宗のうつけ扱い。
そこから越前が呼び出され、父親とも切腹の覚悟をしての登城。
山口崇さんはやんちゃで、自由奔放、大胆、それでいて切れ者の吉宗像をきっちり作りました。
そこで加藤さんの誠実かつ、実直な越前が支える。

>(大岡忠相が北町奉行の時、丁度有った中町奉行と武家官位が
>被ったので吉宗の働きかけで能登守から越前守に官位を遷って
>いる)、今見ても興味深いエピソードが多かったりしましたね。

改めて第1部を見ると、非常に興味深い歴史がうかがえます。
大岡越前ってちゃんと作っているんだなと、当たり前かもしれませんが感心してしまいます。

コメントありがとうございました。
2018/07/15 15:16  | URL | ちゃーすけ #a2H6GHBU[ 編集] ▲ top
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