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江波杏子さん

女優の江波杏子さんがお亡くなりになりました。
この方は、時代劇では気風の良い姐さんなんかやると、ピッタリでした。
若い男性に「姉御」「姐さん」と呼ばれるのが似合う貫禄と美貌。

訃報で若い時の出演作の姿も流れました。
これが、すごい美女。
そうなんです。

この方とか野際陽子さんは若い時、ものすごい美女なんです。
年齢行かれても、綺麗。
「この女優さんは若い時、ものすごく美人だったな」ってわかるタイプでした。

2007年のNHKの朝ドラ「ちりとてちん」なんか、すごく良かった。
主人公・喜代美の祖母の小梅さん。
実は若い時は売れっ子の芸者さん。
喜代美の祖父の正太郎とは、駆け落ちした仲。

もう、粋でね、正太郎坊ちゃんはぞっこんだったんだろうなって想像がつきました。
正太郎は米倉斉加年が演じてて、お2人とももう鬼籍に入られてしまいましたね…。
旦那さんを「正太郎ちゃん」と呼んでて、おじいちゃんおばあちゃんになってもカッコいい夫婦。

北村一輝さんが柳沢吉保を演じた「大奥 華の乱」では桂昌院。
興が乗って来た柳沢が鼓を打つ手を左手に変える。
それを見た桂昌院の顔色が青くなっていく。

横にはまだ、幼子の世継ぎがいる。
屋っと生まれたその世継ぎが、お菓子をつかむ。
その手は左手。

気づいた桂昌院は、立ち上がる。
震える手で指をさそうとした瞬間、桂昌院は倒れる。
騒然となる周り。

柳沢は少しも騒がない。
鼓を打ち続ける。
「母上!」
駆け寄る綱吉。

柳沢は冷酷な笑みを浮かべる。
軽蔑が明らかに浮かんでいる、桂昌院を見下すまなざし。
江波さんと北村さんの、見事な演技でした。

草なぎ剛さんの「任侠ヘルパー」でも、忘れられない演技でした。
娘を呼び出す電話、数十回。
ついに耐えきれなくなった娘が自宅に戻ると、リモコンがないから、という返事。
介護と仕事で追い詰められていた娘は、ついに包丁を握った。

その時、やってきた彦一。
包丁を素手でつかみ、血を流す。
ハッとした娘は包丁を放す。
声一つ立てない彦一。

白内障により、視力をほとんど失っている母親は気づかない。
だが不穏な空気だけは、つかみとった。
娘の名を呼ぶが、彦一は異変を感じさせないように振舞わせた。
ここもすばらしい演技でした。

「冬のサクラ」では、息子を溺愛する、ヒロインからしたら厄介な姑。
若い頃も美しかっただろうが、今も美しい姑でした。
こんな美人の姑から厳しい目で見られる嫁は、きついなあと思いました。

夏前に見ていた「限界団地」では、佐野史郎が若い時に好きだった加代子を演じていました。
今はゴミ屋敷のような部屋に住む、ホームレスに間違えられそうな加代子。
しかし中学生の寺内が憧れた容姿はまだ、どこかにうかがえました。

加代子を夫のDVから守ろうとした寺内は、夫を殺害してしまう。
寺内の殺人者としての人生は、ここから始まりました。
自分を助けてくれた寺内への感謝と、憎しみと、夫への消えない愛情。

加代子はずっと持っていた夫の遺骨を焼いた後、寺内に自分を殺すよう頼む。
これも佐野さんとのすごい演技のシーンでした。
寂しくなります。

江波杏子さん、今まで楽しませていただきました。
ありがとうございました。
ご冥福をお祈りいたします。


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クール&ビューティーといえば…。

こんばんは…おじゃまします。
江波杏子さんがお亡くなりに…孤高と影を感じさせながら、凛とした美しさが印象的深い女優さんでした。

江波杏子さん、梶芽衣子さん、夏木マリさん、范文雀さん…子供心にピリッと感じた、クール&ビューティーな皆さん。
梶さん以外の皆さんは、いずれもドラマ『Gメン75』の女刑事を演じられていまして、実に美しく格好良かったなぁ~本当に。

もし、『鬼平犯科帳』(中村吉右衛門版)の密偵“おまさ役”を梶芽衣子さんではなく、江波杏子さんが演じていたら…?
なんて妄想をふくらませつつも…寂しさの余韻がまだ消えません。
江波杏子さん…長い間本当にお疲れさまでした。
どうぞ、今はゆっくりとおやすみください。
それでは、また…😌

[ 2018/11/05 22:53 ] [ 編集 ]

キラさん

>キラさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。

>江波杏子さんがお亡くなりに…孤高と影を感じさせながら、凛とした美しさが印象的深い女優さんでした。

姐さんみたいな役をやっていても、品がありました。

>江波杏子さん、梶芽衣子さん、夏木マリさん、范文雀さん…子供心にピリッと感じた、クール&ビューティーな皆さん。

みなさん、お年を召された今でも凛として美しいです。
范文雀さんは今考えても、残念です。
親戚の余貴美子さんが今も活躍されているのがうれしいですし、それを見るとさらにここに范文雀さんがいたらと思ってしまいます。

>梶さん以外の皆さんは、いずれもドラマ『Gメン75』の女刑事を演じられていまして、実に美しく格好良かったなぁ~本当に。

凄みある演技で、夏木マリさんの魔物役なんかも大好きです。

>もし、『鬼平犯科帳』(中村吉右衛門版)の密偵“おまさ役”を梶芽衣子さんではなく、江波杏子さんが演じていたら…?
>なんて妄想をふくらませつつも…寂しさの余韻がまだ消えません。

楽しい想像ですね!
江波さんなら所作も美しく演じてくれたと思います。
寂しいですね。
江波さん、梶さん、ともに、まさにクールビューティーです。

コメントありがとうございました。
[ 2018/11/11 14:42 ] [ 編集 ]

私の場合は…

江波杏子さんと言えば「大怪獣決闘ガメラ対バルゴン」

「ちりとて」の頃はあまり朝ドラを熱心に観ていなかったので
先日、夕方再放送が終了した「カーネーション」。
主人公の幼馴染役で第一回に登場して最終回まで生き残ったのは
江波さんが演じた幼馴染(百歳近くになっている)
だけなので訃報に皮肉に感じました。
[ 2018/11/19 21:23 ] [ 編集 ]

巨炎さん

>巨炎さん

こんばんは。
コメントありがとうございます。

>江波杏子さんと言えば「大怪獣決闘ガメラ対バルゴン」

ぎええええ~!
そうだったんですねー!
申し訳ないー!

>「ちりとて」の頃はあまり朝ドラを熱心に観ていなかったので

「ちりとてちん」はキャストが好きで見ていました。

>先日、夕方再放送が終了した「カーネーション」。
>主人公の幼馴染役で第一回に登場して最終回まで生き残ったのは
>江波さんが演じた幼馴染(百歳近くになっている)
だけなので訃報に皮肉に感じました。

後でドラマを見ると、まるで暗示に感じられるようなことや、逆のことがあったりして、しんみりしてしまいますね。
長く活躍された方なので、寂しくなります。

コメントありがとうございました。
[ 2018/11/19 22:23 ] [ 編集 ]

遺作?

今週金曜日(再放送は日曜)から始まるBS時代劇
「小吉の女房」が江波さんの遺作になるのでしょうか。
(朝ドラ「ゲゲゲの女房」の山本脚本)でも小吉って誰?(笑。

勝海舟の父親であり90年代民放ドラマの「親子鷹」主人公。
大河ドラマでは主演第一号の尾上松緑が
「勝海舟」(1974年)で演じていますが
この作品はNHKの労使問題が絡んで脚本家が降板したり
当初の主演だった渡哲也が病気療養で松方弘樹に交替して
その松方氏も憤慨していたという事で本人が亡くなるまで
オープン化されなかった曰くつきの作品ですが。

https://i.imgur.com/RqdrhSD.jpg
[ 2019/01/09 17:15 ] [ 編集 ]

巨炎さん

>巨炎さん

明けましておめでとうございます。
昨年はコメントありがとうございました。

>今週金曜日(再放送は日曜)から始まるBS時代劇
>「小吉の女房」が江波さんの遺作になるのでしょうか。
>(朝ドラ「ゲゲゲの女房」の山本脚本)でも小吉って誰?(笑。

予告、やってましたねー!

>勝海舟の父親であり90年代民放ドラマの「親子鷹」主人公。

あれ、勝海舟だよね?って思いました。

>大河ドラマでは主演第一号の尾上松緑が
>「勝海舟」(1974年)で演じていますが
>この作品はNHKの労使問題が絡んで脚本家が降板したり
>当初の主演だった渡哲也が病気療養で松方弘樹に交替して
>その松方氏も憤慨していたという事で本人が亡くなるまで
>オープン化されなかった曰くつきの作品ですが。

波乱の大河なんですよね…。
松方さん、悪くないけど、渡さんでも見たかったです。

コメントありがとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
[ 2019/01/14 11:12 ] [ 編集 ]

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