ざまあかんかんかっぱの♪

悲しい話ばかりだと悲しいので、もう一つ「ど根性ガエル」の話。
内容はあんまり覚えていないのですが、ヒロシの担任の先生の話は覚えています。
町田先生という、初老…に見えた先生です。

冴えない先生で「教師生活25年、こんな経験はしたことがないーっ」と目をこすって嘆きます。
この先生がヒロシ、ガキ大将のゴリライモ、ヒロシのガールフレンドの京子ちゃんと一緒に帰っている。
その時、会社の中から声をかけられる。
見ると、車の中にいたのは町田先生の同級生。

今は大会社の社長で、豪勢な生活を送っているらしい。
誘われて町田先生とヒロシたちは、社長の家に行く。
社長の家といい、生活といい、町田先生とは大違い。

最初は社長の生活に興味津々で、感心していたヒロシたち。
豪華な食事を振舞われ、町田先生の情けなさを一緒になって笑っていた。
しかしヒロシたちは、町田先生をバカにする社長に次第に不快感を覚え始める。

社長に向かって、怒るヒロシたち。
だが社長はまったく取り合わない。
ヒロシたちは怒って、帰る。

社長は車で、ヒロシたちを送る。
その車の中でも、社長は町田先生をバカにすることをやめない。
いや、バカにするために送っているのだ。

憤慨するヒロシたちだが、社長は、たった一つ、手に入らなかったものがあったと言う。
学生時代に憧れていた美少女がいたが、彼女には振り向いてもらえなかった。
その美少女はその学校にいた学生たち、すべての憧れのマドンナだった。

遠い目をした時、町田先生の帰りが遅いと、先生の奥さんが迎えに来た。
奥さんを見た社長は、驚きのあまり、声も出ない。
町田先生の奥さんは、あの憧れのマドンナ、美少女だった。

奥さんは町田先生に駆け寄り、社長には目もくれない。
彼のことをまったく、覚えていない。
…「あら?」ぐらいは言ったかもしれません。

ヒロシたちは「先生、すごいな」と言う。
「どうやって憧れのマドンナと付き合ったの?」
奥さんとヒロシたちに囲まれ、町田先生は帰っていく。
後にはガックリと膝を折った社長だけが、残っていた。


この話、最初はごちそうにへらへらしていたヒロシたちが、次第に憤慨するところが良かった。
そして最後に、高慢ちきな社長の憧れの美少女が町田先生の奥さんだったというのが痛快でした。
いつも「教師生活25年…」と泣いている先生ですが、とっても良い人柄なんですね。

たくさんの登場人物がいましたが、私は寿司屋のすし職人・梅さんが好きでした。
良く出前でひっくり返ってました。
ヒロシの学校のグラマラスな美女・ヨシ子先生が好きで、ヒロシの担任の男性教員と争っていました。
どっちも武道の達人で、ケンカは勝負がつかなかったような記憶があります。

オープニングの曲も印象深いですが、エンディングテーマの曲も印象深い。
♪男の道はど根性でやんす 厳しいでやんす♪
そしてなぜか、♪ざまあかんかんかっぱのへ~!
土曜日の夜、楽しく見ていたことを思い出します。

♪ぴょこん、ぺたん、ぴったんこ

♪ぴょこん、ぺたん、ぴったんこ♪
♪殿様ガエル アマガエル♪
印象的なメロディーで始まるアニメ、「ド根性ガエル」。

楽しいアニメで毎週楽しく見ていましたが、マンガで悲しい話を読んだのを覚えています。
ぴょん吉に興味を持つ少年が現れた。
その子は周りからバカにされているが、一向に気にしない。

ぴょん吉が好きなようだが、ぴょん吉はひろしのシャツの中から出られない。
だがその子は別のカエルを見つけ、そのカエルと遊ぶようになる。
周りは「カエルバーカ」「カエルバーカ」とはやし立てる。

しかしその子は全く気にせず、地面をカエルと一緒にはねて遊んでいる。
ところが、カエルは目の前で車にひかれてしまった。
ショックを受けたその子は、カエルの前から動かない。

かわいそうに思ったヒロシは、シャツにぴょん吉を描いて送ろうと考える。
ぴょん吉も喜ぶ。
最後のページ、あまりにひどい似顔絵に怒ったぴょん吉とヒロシがケンカをしているシーンで話は終わる。


これ、歯医者さんかどこかに置いてあったマンガで見たんです。
結局、ぺしゃんこになったカエルの前で泣いてたこの子はそのまま。
ぴょん吉とヒロシのケンカで終わっているので、この子にその後、シャツをあげられたのかもわからない。

この子が救われたのかもわからない。
残酷だなあ…と思って、忘れられませんでした。
アニメでこの話はなかったと思いますが、楽しいアニメがさりげなく残酷だったことにもショックを受けました。
昔のマンガって、結構、油断できないものがありました…。


裏切り者の名を受けて

引き続き、アニメの「デビルマン」を見ているんですが、おもしろいです。
妖将軍ザンニン、魔将軍ムザンと来て、妖元帥レイコック登場。
しかしその前に、ララと言うデーモンが登場します。

ララは頭が軽くて、デーモン族みんなから「おバカ」扱いされている。
でも本人はとてもポジティブで明るくて、根拠のない自信に満ち溢れている。
その能天気さは、ダークなエネルギーに満ちているデーモン族らしくない。
魔王ゼノンも、ララの扱いには困っているほど。

ギャグ担当で現れたようなキャラクター、ララ。
それなのに、後半のデビルマン世界にはとても大きな存在となるんです。
当初の予想を超えた、名キャラクターとなるララ。

ララの手はあらゆるものを、瞬時にぐにゃぐにゃに溶解させる。
そして、思う通りの物体に作り替えることができる。
ララは顔も作ることができて、自分の顔を作ってしまう。
だがくしゃみをすると老婆のように顔が崩れてしまうので、そのたびに顔を作り直す。

ララは人間界に、自分の美しい顔を見せびらかしに行くつもりだった。
そんな時、ゼノンは人間界にいるデーモン・ドドに対し、ララを使いに出した。
ララは最初に明たちが乗っているスキー列車の窓の外に現れ、列車では幽霊が出たと大騒ぎになった。

ゼノンのドドへのメッセージは「デビルマンと戦うな」であったが、それは正確に伝わらなかった。
ララにお使いは、無理だったのだ!
デビルマンを倒そうとしたドドは、罠を張って檻に閉じ込めることには成功した。

だが、脱出したデビルマンに消滅させられてしまう。
残ったララはデビルマンに戦いを挑むが、全く相手にされない。
最後には頭がおかしいと判断され、明たちが見ている前で精神病院に強制入院させられてしまう。

ところが次回の話でララはこの精神病院を、何度も脱走していることがわかる。
そのため、病院の評判が落ちることを恐れた医師と看護師は、ララを海に捨てることを考える。
だが救急車は海に向かう途中、妖元帥の配下の妖獣ジュエルの宝石の雨に遭遇。
医師と看護師は、夢中になって宝石をあさる。

その隙に、ララは救急車のドアから外に飛び出すことに成功する。
しかしララは手足を拘束されていたため、橋から川に落下。
学校帰りの明と美樹、タレちゃんとミヨちゃんの前に落ちて行く。

流れていく女性を見た美樹もタレちゃんもミヨちゃんも、仰天。
ララとは知らない明は、落ちた女性を助けに行かされるはめになる。
下水道の中で、つまみ上げた女性がララと知った明。

一方、デビルマンと再会したララは、再びデビルマン討伐をしようとする。
だが、明はララが作った剣に流れてきたおもちゃやゴミを投げて刺したりと、おちょくるばかり。
覚悟を決めたララは、さあ殺せとデビルマンに迫る。

「さあ殺しなさい!殺せったら」。
「一人前のこと言うじゃん、ララ」。
「ふん、デーモンの国に帰って笑いものにされるより、ずっとましだわ!さあ殺してちょうだい」。

「よせよせ、ララ。美人がもったいねえよ。お前は長生きするたちだよ」。
「ふん、ごまかすな!あたしが美人だなんてさ。そりゃあ、まあ…、美人だけどさ。デビルマン、そう思う?あなたも?」
「実はあたしも、鏡を見るたびに惚れ惚れしちゃってんの」。

「類い稀れなる美貌だなあって。慎み深いからさ、あたし、そんなこと口に出しては言わないけど」。
「でもあたしを誉めるなんて、デビルマンも目が高いわあ」。
ここでデビルマンこと明は、相手にしていられなくて去っていく。

辺りを見回して、デビルマンがいないのに気づいたララ。
「あら?あらん!?デビルマン?デビルマンどこ行ったのよ?」
「どうしてあたしを殺さなかったのよぉ~、デビルマン!」

すると、どぶ川に一輪の花が流れてきた。
それを手にしたララは「わかってるわ。あなたがあたしを殺さなかったわけ…」。
花を手に、陶酔したララは言う。
「あまりの美しさに手が震えて、あたしを傷つけることができなかったのよね」。

「いいえ、いいえ、傷ついたのはあなたなのね、デビルマン!」
「あたしの魅力でハートに、ひびが入ったのでしょう。ああ、かわいそうなデビルマン」。
それを下水道の別トンネルから見ていた明は「はあ、冗談じゃねえや」と、遠ざかっていく。
ララは、うっとりしている。

「あたしは今こそ決心したわ。あたしの美しさを認めてくれたデビルマンとともに生きることを」。
「掟に背き、恋に殉ずる純情可憐なララ…」。
傾けた花から水がこぼれ、ララはそれを頭からかぶる。
つまり、ララは、デビルマンは自分の美しさに恋をしたために自分を殺せなかったのだと思い込んでしまったのだ!

ララを放置して出口を探していたデビルマンは偶然、人間を操っているジュエルを発見。
戦いとなる。
不意を突かれたデビルマンは、ジュエルの攻撃でピンチに陥った。
ダイヤモンドの硬度を持つジュエルのドリル攻撃は、デビルマンをとらえ、穴をあけようとしている。

しかしそこに、もう一人のデビルマンが現れた。
どちらが本物のデビルマンなのか?!
2人のデビルマンを見比べながら、ジュエルは戸惑った。
攻撃を止めたジュエルは、デビルマンに倒される。

もう一人のデビルマンは、変身したララだった。
すり寄って来るララを、くすぐったがるデビルマン。
この時からララは、デビルマンの恋人気分。

ララの登場は、美樹にも影響があった。
美樹ちゃんはとっても良い娘だし、さばさばした男前な娘。
だけど、たまに明には横暴な態度を取ることもあった。

氷村がいた頃は、時に氷村側に立ったりもした。
もう氷村はいなけど、ララが現れた。
美樹を見ても、ララの自信は全く揺るがない。
それどころか、美樹は「あたしの」「明くん」に片思いをするかわいそうな娘と言う。

あからさまに明に付きまとうララは、美樹にとってライバル登場だった。
美樹の、明に対しての態度が変わった。
優しくなったし、好意を隠さなくなった。

軽快なテーマソングとともに、現れるララ。
それは明にとっても罪のない時間であり、視聴者にとってもギャグの時間だった。
何だかんだ言って、ララの登場はデビルマンには良かったのだ。

デビルマンはララに「お前はデーモン族で一番、長生きするよ」と言っていた。
ところがララは、妖元帥を倒した後、妖獣マグドラーの火焔攻撃で死んでしまう。
ララは、最期まで、デビルマンを気遣っていた。

燃え盛る炎の中、やってきた明にララは、来てはいけないと叫ぶ。
明までが、マグドラーの炎に焼かれてしまうと。
「あたしみたいにね」。

ララは言う。
「でもあたし、明くんに会えて幸せだったよ。だって明くん、楽しい思い出をいっぱいくれたんだもん」。
「それだけが言いたくてさ、やっとここまで来たんだよ」。

ララはここまでは、「明くん」と言っていた。
美樹はたまに、ものすごくララに怒っていたが、人間界でララはデーモン族の中ではじかれるようなことはなかった。
これまで登場した女性デーモンのように、ララは平然と殺戮ができるようなデーモンではない。

こんな性格のララに、人間界は居心地が良かったのだろう。
ララの方が、「あたし、人間が怖いー!」って泣いたりしていたぐらいだ。
人間の世界の明と過ごした日々は、ララにとっても罪がなく、とても楽しかったんだろう。
そんなララの気持ちが反映したように、今度はララはデビルマンと呼びかける。

「さようならデビルマン」。
「あたしは死ぬまで、ロマンチックだもん」。
そこにマグドラーがやってきて、また炎が上がる。

ララがマグドラーを睨む。
「いいとこなのに待ってくれないの!嫌な奴だね」。
しかしすぐに、ララは目の前の明に顔を向ける。

「愛してる」。
ララは、明に投げキッスをする。
そして燃え尽きる。

ララの輪郭の残像が消える。
呆然と見ている明、いや、デビルマン。
「あたし、明くんに会えて幸せだったよお」。
ララの声が、こだまする。

呆然としていた明が、走り出す。
「逃げるのか、裏切り者」。
マグドラーの声が追いかけて来る。

明は心の中で叫ぶ。
『逃げるんじゃねえ!』
『ララの墓に火の粉がかからねえように、場所を選んで戦うまでよ』。
デビルマンの声には、怒りが満ちている。

地球の地下のマグマをエネルギーにして復活し、火山を噴火させるマグドラー。
もはや、デビルマンの武器は通じないと思われた。
その時、デビルマンは空を見上げ、はっとする。
宇宙!

勝ち誇ったマグドラーをまとわりつかせたまま、デビルマンは上空へ上空へ飛んでいく。
まとわりつかれた体に、炎の熱さが伝わって来る。
しかし、デビルマンは飛び続ける。

雲が現れ、やがて青い空は紺色になる。
星が瞬き始める。
「デ、デビルマン?!」
マグドラーは驚愕する。


デビルマンは、孤独だった。
最初、デビルマンは美樹一人守れば良いと考えていた。
それが牧村家の人々の優しさ、美樹を取り巻く友人と関わって、変わっていく。
美樹の周りの人を守る。

そしてそれは、人間を守る方向に変わっていく。
美樹を通してデビルマンは、人の世には愛があり、美しい世界が存在していることに気付く。
それをデーモン族に支配させてはならないと、思うようになる。
後に知ったのですが、この辺り、マンガとは真逆なのですね、おもしろい。

♪裏切り者の名を受けてすべてを捨てて戦う男♪
歌詞の通り、すべてのデーモンは敵だし、人間界に理解者はいない。
デビルマンは、孤独のヒーローだった。
自分の種族であるデーモンを裏切らせるきっかけになった美樹でさえ、デビルマンの正体は知らない。

そんなことは、最初から承知している。
何とも思っていない。
そこに現れた同じ種族が、ララだった。

最初は、デビルマンは自分に恋しているという激しい思い込みにイラついていたデビルマン。
だが、デーモンとの戦いに協力するララは、デビルマンにとって、かけがえのない仲間になっていった。
おバカだろうがララは、デビルマンと同じデーモン族だ。

冷静に見るとララは結構な能力の持ち主なのだが、あまりに抜けているため、それをデーモンらしい破壊に生かせないだけなのだ。
また、デーモンがいると、デビルマンとララだけはそれを感じ取ることができる。
人間が凍り付き、動きを止めた中では、明とララだけが動いているのだ。

そうした中でララは、ララなりにデビルマンをサポートし始めるのは普通のことだった。
あるいはサポートしていると思わずに、助けになることになる。
ララのサポートが、デビルマンを勝利に導くこともたびたびあった。

戦いを終えて人間の姿に戻った明がどれほど、疲労困憊しているのか。
知っていて怒り、思いやれるのはララだけだ。
そう、ララはたった一人のデビルマンの仲間。

戦友だ。
愛する者のために、人間界に残ったデーモン。
いろんな意味で、ララはデビルマンと同じなのだ。

ララだけがデビルマンの孤独を知り、癒してやれる。
デーモンを愛のために裏切った、同じ仲間なのだ。
裏切り者の名を受けて。


戦友ともいえるララの死を見届け、宇宙に飛んで行ったデビルマン。
マグドラーが気が付いた時は、遅かった。
宇宙空間では、マグドラーはエネルギーを得ることができず、燃える炎の体は凍り付いた。
あわてて地球に戻ろうとするマグドラーだったが、デビルマンが逃すはずはない。

怒りに燃えるデビルマンはララの分も執拗に攻撃を加え、マグドラーを粉砕する。
マグドラーを粉砕したデビルマンは、宇宙でつぶやいた。
「ララ。バカな奴だ、死んじまいやがって」。

すると、暗い宇宙空間にララの姿が現れる。
「いやぁん、あたしのバカは死んじゃったから治っちゃったのよ」。
いつものララだった。
ララの姿が消えると、そこには輝く星があった。

宇宙に輝く、ララの星。
「そうか、そうだったな」。
「あばよ、ララ!」

そう言ってデビルマンは、地球に帰っていく。
ララもデビルマンも明日をも知れぬ、デーモン族同士だからだろうか。
愛のためにデーモンを捨てた仲間同士。
その絆が、かえって別れをアッサリさせるのだろうか。

アッサリした別れが、かえって胸に迫る。
かえってデビルマンの傷心が、胸をえぐる。
ララの最期には泣いた。
まさか、ララで泣くとは思ってもみなかった。


マグドラーの次の回、妖獣ウッドドゥ。
その攻撃に縛られたデビルマンが「左手!左手さえ出られたら」と苦しむ。
もし、ララがいたら「デビルマ~ン!」と叫び、ウッドドゥの邪魔をしたことだろう。
デビルマンの左手を開放し、ウッドドゥにひどい目に遭わされたララは「デビルマン、デビルビームよー!」と叫ぶだろう。

だがもう、ララはいない。
デビルマンは一人、ララが来る前と同じように、1人で戦い続けるのだ。
ララとの別れが、境目のようになったかのように、この回から「デビルマン」世界は深刻さを増して行く。
デーモンの攻撃は、地球規模の危機となるのだった。


変わるわよ♪ 「キューティーハニー」

このところ、懐かしのアニメを見る機会が増えて、とても楽しいです。
「デビルマン」「ルパン三世」、そして「キューティーハニー」!
「デビルマン」の後に始まった記憶があるのですが、オシャレで文字通りキュートな印象。
ガラリと変わりました。

でもこれ、変身シーンでは一瞬、ハニーの服が散って新しい服に変わる時、全裸になるんですよね。
ハニーの衣装もタイトで露出気味だったり。
敵も全員、女性。
シスタージルもオープニングなんか、かなり胸を強調して描かれている。

星治さんがレーシングハニーに変身したハニーにバイクの運転を代わられているんですが、ハニーの胸をつかんでしまって赤くなっている。
ハニーはハニーで赤くはなっているんですが、振りほどいたりしていないという。
危ないからできないといえばできないんですが、ハニーってそういうことされちゃうキャラクターなんですね。

男性陣はみんな、ハニーの入浴をのぞこうとしたり。
星治の弟の順平くんは、ハニーのスカートの中を下から見上げちゃったり。
要するにセクシーシーンが、たくさんなんです。

だからこのアニメ、親から禁止されていた人も割と多かったみたいです。
会社にいた男性も「母親が許してくれなかった」って言ってました。
いやらしい、と。

明るくて、じめっとしていない。
罪のないシーンでしたが、確かに「ダメ」と判断する親御さんもいたでしょう。
でもこのセクシー、お色気がハニーは良かった。

後に、女の子向けのアニメだったのか。
復活したアニメを見た友達が「こんなの、ハニーじゃない」って言ってました。
お色気成分が、足りなかったのかな。

今見ると、オープニングのタイトル曲とアニメも、すごく良くできてる。
おっしゃれー。
ハニーちゃん、かわいい、綺麗!
そしてやっぱり最後に「変わるわよ♪」って、言ってほしいです。


グロテスク 「妖獣ドローは人間が好き」

「妖獣ドローは人間が好き」。
いやいや、なかなか「デビルマン」、グロテスク。
これ、確か、アニメには珍しい8時30分ぐらいの放送だった気がします。
だから割とえぐかったり、残酷だったり、グロテスクだったりするのでしょうか。

無駄話して事故を起こしそうになったペンキ屋2人。
急ブレーキを踏んで止まった時、下の川から赤い物体が上がってきた。
「それ」は、トラックの荷台に這い上がる。

ペンキ屋が不動明と美樹がいる名門学園に到着し、荷台を見る。
すると荷台にあるペンキは、全部、赤だった。
間違えて持ってきたと思ったペンキ屋は、ポチ校長を騙し、部屋の塗り替えをすべて赤にすることを承諾させた。

ご機嫌でペンキを塗っていたペンキ屋の1人の脚立に、ペンキの缶から這い出した赤い液体が近づく。
それは大きな手の形になり、ペンキ屋の背後で手を広げた。
ふと振り向いたペンキ屋は、それに気付いて悲鳴を上げたが、手はもうペンキ屋を握りしめていた。

その頃、明の不真面目な態度に怒ったアルフォンヌ先生は、ポチ校長にそのことを言いつけに来た。
校長室をノックし、ドアを開ける。
返事はなく、部屋の中は真っ赤なペンキが飛び散っていた。

脚立から、赤い液体がしたたり落ちている。
アルフォンヌ先生が見ると、脚立の上にはペンキ屋の首が乗っていた。
首はアルフォンヌ先生に笑いかけると、ズルリと崩れた。

悲鳴を上げたアルフォンヌ先生は、廊下でポチ校長とぶつかる。
「首、くびっ」と言った先生は、ポチ校長に「平のくせにわしを首とは」と怒られる。
追いかけられて逃げたアルフォンヌ先生は、校庭を見る。

そこに止まっていたトラックの窓から、手が見えた。
続いて血まみれの、もう1人のペンキ屋の男の顔が見えた。
男はにやりと笑って、手を振って窓の下に沈み込んだ。

再び絶叫したアルフォンヌ先生は、ポチ校長につかまった。
校長に言われてトラックの戸を開けたアルフォンヌ先生だが、ドアから落ちてきたのは首ではなく、ペンキ缶だった。
先生が怒られている隙に、ペンキから這い出したドローは校庭の水道に入り込む。

授業に戻ったアルフォンヌ先生は、先ほどの首を思い出してゾッとしている。
その時、窓の外に再び手が見えた。
先生は絶叫し、明たち生徒の前で、腰を抜かして出て行く。

手は用務員さんのもので、校庭に水を撒くから窓を閉めてと言いに来たのだった。
アルフォンヌ先生は「首、くびっ」と騒いでいたため、校長に今度こそ折檻されてしまった。
用務員さんが水道にホースをつなげて水を撒くと、水ではなく赤いものが飛び散った。

美樹のクラスでは窓に飛び散った赤い液体を見た千夜子が、「血だわ!」と叫ぶ。
「ペンキよ、脅かさないで」と言った美樹だが、赤い液体は窓を伝わり、隙間から部屋の中に入り込む。
教室に入った液体は、垂れ下がった触覚に一つの目、袋をさかさまにしたような容貌を現した。
妖獣ドローだった。

明のクラスでも、窓の隙間からドローが入り込んでいた。
「妖獣ドロー。人間を食べに来やがったな」。
「動物の体を栄養に、無限に広がり、別れ、増え、また一体となる怪物」。
明は心の中で、そう叫ぶ。

ドローが取りついた服を女生徒たちが脱ぎ捨て、逃げている。
明が危機を感じて走ると、美樹も同様に下着姿で叫んでいた。
それを見た明は屋上に走り、変身した。

ドローはデビルマンを見ると「邪魔だデビルマン。おめえなんかに用はねえだ」と言う。
巨大化したドローはデビルマンの足をつかみ、投げ飛ばす。
デビルマンはカッターでドローを刻むが、切り刻まれたドローは元に戻ると大きな手に変わった。
再びドローに足をつかまれたデビルマンは、足の色がつかまれた部分から変わっていくことに驚く。

デビルマンはビームでドローを焼き、飛んでいく。
だがカッターで飛び散ったドローの一部が、木に張り付いていた。
デビルマンが去った後、ドローは気に止まっていた鳥を捕らえて吸収し、再びドローの姿になった。
そしてデビルマンを殺してやると言った。

街の上空に、黒い雲が広がっていく。
雨が降りそうだ。
美樹はタレちゃんを、ママを迎えに行かせた。

黒い雲を見ながら、明は後悔していた。
「しまった、妖獣ドローは不死身だ。もし奴の体の一部でも残っていれば、奴は再び蘇ってしまう」。
「奴は無限に広がり、別れ、増え、また一体となる怪物だ。俺は奴を甘く見ていた」。

そう思った時、牧村の母親が帰ってきた。
美樹が「あら、タレちゃんに会わなかった?」と言った時だった。
ママが「今に火山でも爆発するんじゃないかしら」と、不安げに言う。
「だって雨の中に、赤いものが混じっているの」。

その声を聞いた明が、走って来る。
ママの体に着いた赤いものは、体を伝い、下に降りていき、集まる。
床に落ち、集まったそれはドローの姿になる。
昼間、ドローを見ていた美樹が、悲鳴を上げた。

ドローは美樹を認識すると、飛びかかろうとした。
明が、ドローを跳ね飛ばした。
ガスコンロの上に、ドローが落ちる。

明が火をつけると、ドローは悲鳴を上げて燃えた。
「明くん、タレちゃんが!」
タレちゃんが街に出たことを、美樹が思い出して叫ぶ。

街では赤い雨に濡れた人々が、跡形もなく溶けていった。
傘をさしていたタレちゃんは、かろうじてドローから逃れていた。
タレちゃんの背後に、ドローが忍び寄る。

悲鳴を上げて、タレちゃんが逃げる。
車という車の窓は破れ、壊れ、人影がなかった。
人が消えた街に次々、ドローが現れる。

タレちゃんが逃れて立っているビルのウインドウが、破れている。
そこからドローが、タレちゃんを捕まえようとする。
間一髪逃れたタレちゃんの背後を、赤い液体が追いかけていく。

それを見つけたデビルマンは手にしていた車を投げて炎上させ、タレちゃんを助ける。
これ以上の恐怖に耐えられず、タレちゃんは気絶した。
はっとしたデビルマンが見ると、ビルの上、建物の上に、人を吸収して増えたたくさんのドローがいる。

「おのれデビルマン、おらの本当の力を見せてやるだ!」
ドローは叫ぶと、竜巻を起こして集まってきた。
風が収まった時、デビルマンの前にはデビルマンが足元に小さく見えるほどの、巨大なドローがいた。
分散していた体を、一体化したのだ。

巨大なドローは、デビルマンを捕まえる。
デビルマンの体が、赤くなっていく。
ドローをビームで焼き、逃れたが、ドローの手はすぐに元に戻ってしまった。

そうしてすぐにデビルマンを捕まえ、デビルマンはまた、ビームでドローの手を焼く。
しかし、ドローは巨大になりすぎて、デビルマン一人のビームでは焼き尽くすことができない。
どうしたら…。

「そうだ!」
何かに気付いたデビルマンは、ドローの手をビームで焼き、解放されるとすぐに上空へ飛んでいく。
「逃がすか」と、ドローが追っていく。

「あそこだ」。
デビルマンは、離れ島に降りる。
そこは火山だった。
火口に降りたデビルマンは、岩場に隠れる。

「どこだ」。
ドローはデビルマンを探す。
見つからないデビルマンに業を煮やしたドローが、手を伸ばす。

ドローの左右の手が伸び、火山を囲んでいく。
左右の手が重なり、火山をぐるりと囲み終わったドローが、液体に変わる。
液体となったドローは、四方からデビルマンを逃すことなく捕まえようとして、火山を覆いつくすように降りていく。

「いまだ!」
デビルマンはドローに捕まる寸前に飛び立ち、ビームを放つ。
ビームは火口に当たり、岩盤をはじいた。

溶岩が噴出してくる。
「ぎゃああああ」。
ドローは仰天するが、火山は噴火した。

噴火は、ドローを巻き込んだ。
「やった」。
デビルマンは、街に戻っていく。



これ、グロいんです。
ドローの姿もグロテスク。
赤い液体に変わるというのも、血を連想させてグロテスク。
実際に千夜子が「血!」って騒いでますし。

アルフォンヌ先生が校長室のドアを開けると、部屋中に赤い液体が飛び散っているのが怖い。
シーンと静まり返った部屋の中、めちゃくちゃに赤い液体が飛び散っている。
血なのか、ペンキなのか。

ぴちょん、ぴちょんという音。
脚立から、赤い液体がしたたり落ちている。
その上には、首が。

これは血なんでしょうか。
首が笑っているような顔なのも、怖い。
ズルリと崩れるのは、もっと怖い。
アルフォンヌ先生じゃなくたって、思い出してゾッとします。

校長先生が見た時は何もなかったので、あの赤い液体は、ドローなんでしょうね。
ポチ校長は「安物だ、もうはげとる!」って怒って、ポチ校長の頭もピカリと光る。
アルフォンヌ先生との追いかけっこ。
この2人のやりとりがあるから、子供はグロテスクでも見ていられたのかも。

その後のドローの襲撃で、女性に張り付くっていうのがドロー、女性が好きか。
男子生徒はニヤニヤして見ていないで、助けなさい。
残っていたドローが再び現れるっていうのが、ハリウッドのホラー映画みたいで怖い。

黒い雲が広がり、雨が降って来るところで、嫌な予感。
「だって雨の中に、赤いものが混じっているの」。
牧村の母の言葉、これは最後のデビルマンの攻撃のヒントだったんですね。
でもここからは、とても怖い。

タレちゃんだけが無事なのは、傘さしていたからなんですね?
この、街が廃墟になっているシーンも怖い。
ハリウッド映画で雨で人が溶けていく映画があったと思いますが、そんな感じです。

人が赤い液体と化して、消えていく。
車はあちこちに止まり、窓が破れている。
大破している車、街にはもう誰もいない。

赤い雨が降り、やむと、ドローがいくつもいくつも現れる。
タレちゃんじゃなくても、怖い。
これでもすばしっこいタレちゃんは、何とか逃げていく。
タレちゃんの背後を、赤い液体が追いかけていくところなんか「人喰いアメーバの恐怖」みたいです。

ドローが方言で、のんびりした声なのがまた、怖いんです。
ものすごく巨大化して、デビルマンを見下ろすドロー。
もう、デビルマン一人では焼き尽くせない。

でも、デビルマンは、人間世界で知恵をつけてました。
もちろん、タイトルの「妖獣ドローは人間が好き」は、LOVEではないですね。
食べ物として好きということで、好きになってくれない方が良いってお話でした。



プロフィール

ちゃーすけ

Author:ちゃーすけ
癖の強い俳優さんや悪役さん大好き。
俳優さん、ドラマ、映画、CMその他、懐かしいもの、気になるものについて、長々と語っております。

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